BoseがNBAを語る！【前編】NBAの歴史を変えた大躍進
バスケットボールの最高峰・NBAのプレーオフがカンファレンス・ファイナルに突入！ここまでトーナメントを勝ち抜いてきた4チームが、ファイナル進出を懸け、さらなる激闘を繰り広げている。今回は、“WOWOW NBAファミリー”としてNBA中継に出演しているスチャダラパーのBoseを直撃。カンファレンス・ファイナル＆NBAファイナルの見どころや、自身のNBA観戦史、応援するニューヨーク・ニックスへの熱い思いを語ってもらった。
――カンファレンス・ファイナルとNBAファイナルを残すのみになりましたが、今シーズンのNBAはいかがでしたか？
「今季はやっぱりねぇ、レブロン・ジェームズの移籍があって、最初っから注目されていたクリーブランド・キャバリアーズ。どこまで行くか、最低でもカンファレンス決勝まで行くところは見たいよね、って言ってたのが叶っているので、まぁ良い流れかなぁと。キャバリアーズは、どんどんケガ人が出たりしても、段々まとまって、すごい良いチームになってきたんで、やっぱり流石レブロンですね」
――東がキャバリアーズだとすると、西で注目されたのはゴールデンステイト・ウォリアーズですね
「シーズン全体を通して言うと、ウォリアーズは本当にNBAの歴史を変えてしまうんじゃないかっていう強さで、新しい形のバスケットっていう感じでしたね。本当に派手で、ディフェンスも良いし、あれだけアウトサイドが入るっていうね。西の1位を取ってしまっているし、ステファン・カリーによるところが大きいと思いますけど」
――Boseさんから見て、ウォリアーズの強さはどこにありますか？
「得点ばっかり取って強いチームと言うわけではなくて、ディフェンスが良いところから始まって、それでシュートが入るというチームなんで、要はディフェンスも強いんだよね。だからハイブリッドっていうか、今までのディフェンスが強いチームと、攻撃が凄いチームの、両方が入ってる。本当に、今まで見たこともないような強さだなって思うんですよね。今まででオフェンスが強いチームってあったんですよ。オフェンスが強くて、でもこれプレーオフでは勝てないよねっていうチーム(笑)」
――イースタンカンファレンスはアトランタ・ホークスとキャバリアーズ、ウェスタンカンファレンスはウォリアーズとヒューストン・ロケッツの戦いになりましたが、ファイナルの対戦はどうなるでしょうか？
「ホークスとキャバリアーズはねぇ、ホークスの良いところが出てパスがバンバンバンバン回ると、キャバリアーズとしては凄い守りにくいだろうし、それで得点も上がらないロースコアな展開でいくと、やられそうな感じもするな。でもホークスって、サンアントニオ・スパーズと比べると少し小粒感があるというか、マヌ・ジノビリみたいのがいないし、状況を変えることが出来るような選手が今のところいるように見えない。だから、流れが停滞しちゃうと突破する感じがあんまり見えないから、結局そういう意味では、レブロンとカイリー・アービングがいるキャバリアーズって有利な気はするんですけど」
――そうすると、東のファイナル進出はキャバリアーズでしょうか
「あと、全米の目が味方してキャバリアーズが勝ってしまうっていう(笑)。注目されて、全国ネットになる試合だから、その時に『え、ホークスって誰いるの？』って感じに絶対なるはずなんですよ(笑)。それに比べるとね、見ている人たちのそういうエネルギーによって勝ってしまう感じは、絶対にNBAってあるから。やっぱりNBAの日本での盛り上がり的にも、WOWOW的にも、ウォリアーズとキャバリアーズが見たいですね」
――ウォリアーズとキャバリアーズが戦うとして、ファイナルの予想もお願いします！
「そこはウォリアーズだと思うんですけどね(笑)。もちろん両方見たいんですけどね、NBAの歴史的に見ても、今年だけの流れで見ても、どっちが優勝しても面白いし。レブロンが地元にリングを落としたってなっても凄いし。MVP獲ったカリーが、ゴールデンステイトで新しい時代を創ったってなっても凄いし。金子ノブアキさんなんかね、ずっとウォリアーズが大好きだから、何かもう夢を見ているみたい、夢の中にいるみたいだって(笑)」
(BoseがNBAを語る！【後編】へと続く）
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
スチャダラパーのMC担当。
1990年にアルバム「スチャダラ大作戦」でデビュー
以来ヒップホップ最前線でフレッシュな名曲を日夜作り続けている。
個人活動としては、テレビ・ラジオ・CM出演、ナレーション、
執筆、ゲーマーなど、幅広いジャンルで活動中。
出身である岡山県の「おかやま晴れの国大使」に就任。
現在、京都精華大学で准教授を努めている。
グループとしては2010年にデビュー20周年を迎え、
『THE BEST OF スチャダラパー 1990～2010』をリリースした。
2015年1月には12枚目となるアルバム『1212』をリリース。
4月には25周年公演『華麗なるワンツー』を東京、大阪で開催。
【HP】http://www.schadaraparr.net/
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