吉本実憂「木村拓哉さんは優しくて紳士です!」
毎週木曜に放送中の木村拓哉主演ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)に、小鳥遊優愛(たかなし・ゆあ)役で出演するX21のリーダー・吉本実憂にインタビューを敢行。主演の木村の印象や現場でのエピソード、今後の目標などを語ってもらった。
――演じる優愛の役どころを含め、自己紹介をお願いします。
小鳥遊優愛を演じる吉本実憂です。小鳥に遊ぶと書く、すごく変わった名前です(笑)。私は第1話からずっと、勅使河原(渡辺いっけい)という役員の下、家路久(木村)を監視する役をやらせていただいていました。
――優愛を演じるに当たって、具体的にスタッフさんから何か指示はあったんですか?
あまり感情を出さないで、ミステリアスな雰囲気でやってほしいと言われました。ミステリアスというと目がブレていないイメージがあって、私はまばたきをしないよう心掛けたんですけど、それが難しかったです。
でも、回を重ねていくごとに、私から久に対する思いや、この話の鍵が一つずつ開いてきました。そして少しずつ回を重ねていくごとに優愛も感情のある子になっているんじゃないかなと思います。
――第4話では久とぶつかって、「あっ」ってなっていましたもんね(笑)。
そうなんですよ~。ぶつかって意識するなんて、結構単純だなあって思いました(笑)。でも、グッときちゃいますよね。すてきな木村さんとあんなぶつかり方をしたら。
――最初のころから変わったところといえば、その辺の感情ですか?
そうですね。大きな変化でいえばその辺りの感情の部分です。優愛は21歳で、部署の中でも特別若い役。上司である部長や課長がいる中でも、その人たちに毒を吐くというのは変わりません。
そこが優愛の根本の部分というか、素の部分なのかなと。それ以外のところでどう変化をつけるか日々研究してやっています。
――そもそも原作や、前回他局でドラマ化された作品は知っていましたか?
知らなかったんです。知らなくて、今作に臨むに当たって調べて知ったんです。漫画の原作があるのもそこで知って、原作を見た時、第13営業部というのが存在しなかったんですよ。なので、まだ台本をもらっていないときは、どうやって第13営業部として関わっていくんだろう、どういう部署なんだろうと思っていました。
ですから監督だったり、キャストの皆さんだったり、いろいろと現場で相談しながら撮影に挑みました。ドラマ自体がミステリーというか、引き込まれていくのもあるんですけど、その色と違って第13営業部では結構ふざけたことをやっています(笑)。
そういう部署なので、カットが掛かった瞬間に笑いが起こるシーンがたくさんあって、すごく楽しいです。それがうまくドラマの中の息抜きというか、笑顔になれるポイントでもあるので。
第13営業部というのは末端の部署で、追い出し部屋ともいわれるんですけど、キャストの方は木村さんをはじめ、西田敏行さんもいらっしゃいますし、すてきな大先輩方。私もご一緒させていただいていて本当に楽しいです。
――では、主演の木村さんの印象は?
本当に優しい方ですし、紳士ですね。さりげなく現場に入るときなどに道を譲ってくださったり、レディーファーストをさりげなくしてくださったりして、優しいなあと思います。私、毒を吐く役なので、どうやったら嫌みったらしく聞こえるかとか、お芝居のアドバイスもいただきました。
やっぱり現場の雰囲気を作られるのも上手な方だと思うんです。それを木村さんは素でやってらっしゃるんだと思いますけど、すごくすてきな方だなあと思います。
――皆さんベテラン俳優ばかりで、萎縮しちゃうかなと思うんですけど、ビビらずに演じられていますか?
はい。私自身は楽しくやらせていただいています。皆さん話し掛けてくださいますし、やはりあのお芝居をしていない時も、自然というか楽しい雰囲気が、感じられます。
第13営業部ってこんな感じなんだろうなって。皆さん本当に自分を貫いているので、お芝居をやっていないときも第13営業部にいるんだなという実感は常にありますね。
――基本的にあまり人見知りはしないんですか?
しますよ(笑)。というか、めちゃめちゃしますよ! でも人見知りなのに自然と溶け込めるのは現場の雰囲気がすごく楽しいからなんだろうなと思います。
1日でこれだけ学んだんだって帰るときにすごく実感できるんです。いろいろな方がアドバイスをくださいますし、見て学ぶということも含め、たくさん吸収させてもらっているので楽しいです。
【吉本実憂「格好いい女性になりたいです!」 へ続く。同記事は5月28日(木)昼0時掲載予定】
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送