「ドS刑事」“ドSな妹”熱演中の瀬戸さおりの素顔2
【「ドS刑事」で“ドSな妹”熱演中の瀬戸さおりの素顔1から続く】
――では、瀬戸さんご自身のお話をお聞かせください。瀬戸さんの芸能界入りのきっかけは何だったのでしょうか？
もともと美容師をやっていました。でもモデルや俳優のお仕事に興味があって悩んでいた時に、兄が「1回やってみれば？ やりたいならやった方がいいよ」って、背中を押してくれたんです。私は兄の背中をずっと見てきたので、兄のような演技ができたらいいなとか、人の心を動かせるような仕事ってすてきだなぁって思っていたので、「あ、今しかないな」と決意しました。
――お兄さんのドラマは観てますか？
観てます！ けど、最初は客観的に観られなくて(苦笑)。キスシーンも嫌だったし、家族で「うわー！」って言ってたんですけど、だんだん一人の俳優として観られるようにもなってきて。それから尊敬できるようにもなったし、こういうとこまねしたいなって部分も出てきたので、今は兄から教わることもたくさんあります。
一度、兄と恋人役をする作品があって、兄妹からしたら「なんでおまえなんだ！」っていう感じだったんですけど(笑)、でもその時は間近で兄の姿を見られたのも、すごく刺激的で勉強になりました。周りからも「演技をやっているときはすごく楽しそうだね」っていう声をいただいたので、やっぱり演技が好きなんだって思いました。
――ご自身でお兄さんに似ているなと思うポイントはありますか？
あまり似てるって言われないんです。兄が全部かわいさを持っていってしまったので(笑)。小さいころ、私が「僕？」って間違われるくらい、兄は昔から目がクリクリでかわいいんです。ただ、真面目なところは似てるねって言われますね。兄は芯が強いんです。ぶれないし。間違ってると思ったことは素直に受け止めるし。そこは私にはまだないかなと思います…。ずっと尊敬してるところなので、見習いたいなっていうのはあります。
――役者としてお兄さんを一番尊敬している部分はどこでしょうか？
私が舞台に出させていただいていた時、「私はこう思うんだけどどう思う？」って聞いたら、「もうちょっと違う視点から見ると違うんじゃない？」ってアドバイスをもらいました。「いろんなところから見ていくと、自分の気持ちと役が重なってる部分が絶対あるから、そこを見つけていけばいいんじゃない？」って。私にそういう発想がなかったので驚きました。
――お仕事の合間など、自分流のリフレッシュ法があったら教えてください。
最近一人カラオケにやっと行けました！ それからすっごいはまってます！ 行けるときは1～2時間、ただ声を出すだけでもすごくストレス発散になるし、歌も好きなので発声練習にもなるし、一人だから何の曲入れてもいいし！(笑)。あとは、毎朝ヨガをやってます。現場で緊張すると力が入って全身凝ってたりするので、ゼロに戻してイチから1日をスタートしようと思って始めました。
――モデルのお仕事もされてますが、普段のファッションのこだわりはありますか？
私はシンプルでベーシックな色を着ることが多くて、白・黒・紺・デニムを着回しするのが好きです。白シャツにデニムとか。そこにワンポイントでハットや赤のスニーカーなどの小物を使うのが好きです。結構色的には地味な方ですかね(笑)。でも、デニムでも色が全然違うとか、同じ黒のカットソーでも、Vネック、丸首、首が詰まってるのとか、そういうちょっとした違いを楽しむ、自分なりのオシャレを楽しんでます。シンプルにシンプルに、服は選んでますね。
――最後に、今後のお仕事の目標を聞かせてください。
まだ経験も浅いので、舞台などもやってみたいし、もっと映像にも出てみたいです。そして、表情で伝える役をやってみたいです。目や表情で訴えて、何もしゃべらなくても存在感があるだとか、感じるものがある役。
私は兄の背中がすごく好きなんです。背中で何か訴えることができるって、武器だなぁってすごく思います。心の底から思うことがあるからこそ体から出てくるし、相手との距離感も全然違ってくる。一度、そういう役に挑戦できたらまたステップアップできるんじゃないかなと思います。今のドSな感じとはまた真逆な役ですが、いろんな役に挑戦したいです。
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