広瀬すず、大泉洋のコメントにクスっ!
細田守監督の最新作「バケモノの子」(7月11日・土公開)の完成披露会見&試写会舞台あいさつが、6月15日に都内で開催され、役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、リリー・フランキー、大泉洋、津川雅彦、細田守監督が登壇した。
同作品は、「時をかける少女」('06年)、「サマーウォーズ」('09年)、「おおかみこどもの雨と雪」('12年)と、手掛けた作品が全て傑作として評価され、今や世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田監督の最新作で、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、親子の絆やヒロインとの淡い恋など、あらゆる世代が共感できる、エンターテインメントが詰まった新冒険活劇。
完成披露会見に登場した役所は「夏休みに親子で楽しめる映画ができたと思う」とあいさつ。
一方、宮崎は「今回、細田監督の作品に2度目の参加をさせていただいたのですが、お話をいただいたことはとてもうれしかったです」と明かした。
また、広瀬は「初めて声のお仕事をやらせていただいて、いきなり細田さんの作品に参加させていただいたことをすごく幸せに思います」とコメント。
そんな中、大泉が「先日、出来上がったばかりのパンフレットを読んだら、私がサルに似ているということでキャスティングされた、とあって…。パンフレットを読んでちょっと残念に思いましたが、サルに似ていてよかったなと思いました」と告白。
聞いていたキャスト陣は思わず全員吹き出し、細田監督の「顔で選びました」というコメントに一層爆笑していた。
また、舞台あいさつでは、たくさんの劇中に登場するキャラクター・チコが舞う中、出演者たちがステージ上に登場。
それぞれが完成の喜びを語る中、リリーが「細田さんの“争うことがいかに無益であるか”というメッセージを見た直後に、降ってきたチコを奪い合う皆さまを見て、百秋坊悲しゅうございます」とコメントすると会場は大爆笑。
さらに、大泉も「登場前、幕の後ろで皆さんどんな顔をしているのだろうと緊張していたら、幕が上がると、皆さんチコに精一杯…。このチコを降らせるという演出を考えた人には、説教しないといけない!」と主張し、さらに会場を沸かせた。
最後に細田監督は「皆さんがこの映画を見てどんな感想をお持ちになったか、非常に震える思いでここに立っておりますが、もしも気に入ってもらえたらいろんな人に勧めていただければと思います」とアピールした。
7月11日(土)公開