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川合俊一直伝!リオ五輪前にビーチバレーを予習しよう

2015/07/22 18:03

世界中からビーチバレートップ選手が横浜に集結する
世界中からビーチバレートップ選手が横浜に集結する (C)FIVB

ことし日本で初開催となるビーチバレーボールの大会「FIVBビーチバレーボールグランドスラム」を、CS放送のTBSチャンネル2が7月24日(金)から26日(日)まで独占生中継する。

大会は、横浜市・みなとみらい21地区臨港パーク内特設会場で7月20日(月)から26日(日)まで開催。五輪よりも1カ国あたりの出場枠が多いため、有力チームによる激戦が必至。“五輪よりレベルの高い大会”とも言われる大会だ。

中継で解説を務める川合俊一と朝日健太郎が、ビーチバレーボールならではの魅力について熱弁を振るった。

――どういった点に注目すると、よりビーチバレーボールを楽しめるでしょうか?

川合俊一(以下、川合)「ビーチバレーは海外での人気はかなり高くて、2016年のリオデジャネイロ五輪でも一番の人気種目になるかもしれないくらいです。この大会は五輪予選も兼ねていますから、いい予習になりますよ。それに“日本で一回目に開催されたグランドスラム見たよ!”って後々自慢できるくらいビッグな大会なので、とりあえず見ておいた方がいいですよ(笑)」

朝日健太郎(以下、朝日)「2人制のビーチバレーには、6人制のバレーボールのプレーを凝縮したような面白さがあります。また、競技レベルの高さはもちろんですが、音楽がかかり、DJがいて、観客はお酒を飲みながら試合を見て、時には観客のウエーブが起こって…みたいな会場の盛り上がりに圧倒されますよ」

――日本人選手や海外選手で、注目しているチームはありますか?

川合「女子の西堀健実&溝江明香ペアは、6月に行われた大会でも決勝トーナメントに進んだし、期待したいですね」

朝日「彼女たちは目標が明確で、自分たちで強化方法をコーディネートできているのが強みでしょうね」

川合「日本男子は朝日健太郎&白鳥勝浩ペアもいなくなった中、次を育てる必要があります。この大会を見てビーチバレーに転向する人が出てきてほしいですね、日本ビーチバレーボール連盟会長としては(笑)。6人制が合わない人っていますし」

朝日「試合前、6人で整列するのが苦手な人とかいますね(笑)」

川合「でも、ビーチバレーはそういう“ゆるさ”が面白いんですよね。バレーボールとは違って監督がいないから、自分たちでタイムを取ったりして試合を作るところとかも」

朝日「確かに。僕は男子の中では、長谷川徳海くんがこの大会で一皮むけるのではと期待してます。海外選手だと、ブラジルのエマニュエル・レゴ&リカルド・サントスのペア。彼らは五輪に5回出ていて、2004年のアテネ五輪でも金メダルをとったペアなんです。リオ五輪目指してポイントを稼いでくるでしょうね」

川合「バレーボールとは違って、ビーチバレーは自分の国だけじゃなく他国の選手も応援したくなってくるんです。お気に入りのチームを見つけるとさらに楽しめますよ」

――日本人選手が今後、強くなるために必要なことはなんでしょうか?

朝日「海外選手と何度も対戦することかな。今大会のような試合で実績を積み上げていくことが大事になってくると思います」

川合「ビーチバレーってバレーボールより筋肉疲労がすごいから、(感覚をつかむために)どれだけの時間砂の上にいたかが結構重要なんですよ。エマニュエル&リカルドペアのように40代だとかなり長いこといるだろうし(笑)」

朝日「僕、ビーチバレーに転向して慢性的な膝の痛みが治りましたよ、あと身長が1センチ伸びました(笑)」

――バレーボールとは異なる、ビーチバレーならではの見どころは?

朝日「間の取り方、ですかね。例えば、ベテラン選手は7秒しかない休息タイムを、サングラスを拭いたり、うまくクレームを挟んだりして、実質20秒くらい取って休むんです」

川合「駆け引き、ですね。仲間のサインを見て次どう動くのか、相手はどう出るのか。チームで作戦失敗するとケンカが始まって、怒りを収めるためにタイムを取ったりね。監督がいないから自分で自分をコントロールしないといけない。ビーチバレーは“人間味のあるスポーツ”なんです。溝江が“ことしの目標は人間力を高めること”って言っていて。許す能力がないとペアは組めないって(笑)。溝江&西堀ペアは仲がいいですけどね」

朝日「彼女たちはそこが強みでもありますよね」

川合「2人制の選手ならではで言うと、ずっと自分が狙われてきたのに、あるときから相手が狙われるようになるとうれしかったりするよね」

朝日「僕は99.9%狙われる方でしたよ(笑)」

――最後に、テレビ観戦の場合の注目ポイントは?

朝日「お客さんの盛り上がり、選手の悔しそうな顔、臨場感ですね」

川合「選手が出しているサインを見ていると、そのうち慣れてくるから一緒になって予想するのもいいかもしれません。実は僕が一番最初にビーチバレーをかっこいいと思ったのが、トム・クルーズ主演の映画『トップガン』。ボール打った後にガッツポーズやハイタッチしているシーンを見て“なんだこれ!かっこいいな”って。だから(アタックが)決まった後の選手の仕草も必見です」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「日本初開催!FIVBビーチバレーボールグランドスラム2015 横浜大会」
7月24日(金)朝8:55~夜6:00、7月25日(土)朝8:55~夜6:00、7月26日(日)朝8:55~夜6:00
CS放送 TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※24日は男女決勝トーナメント1回戦・2回戦、25日は男女準々決勝、26日は男女準決勝、3位決定戦、決勝を生中継予定。

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  • 世界中からビーチバレートップ選手が横浜に集結する
  • 「FIVBビーチバレーボールグランドスラム2015 横浜大会」で解説を務める(写真左から)朝日健太郎、川合俊一
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