「民王」本仮屋ユイカ『正統派ハンサムになりたい』

2015/08/14 06:00 配信

ドラマ

「民王」で派遣会社の社長兼総理秘書見習いの南真衣を演じる本仮屋ユイカ

毎週金曜に放送中の遠藤憲一菅田将暉W主演の金曜ナイトドラマ「民王」(テレビ朝日系)で、美人若社長・南真衣を演じる本仮屋ユイカにインタビュー。

前編では、会社経営をしつつ泰山(遠藤)の秘書見習いをするという役どころについて、現場でのエピソードについて、かわいらしいセットについて語ってもらった。

【「民王本仮屋ユイカ『モフモフンがかわいいです』より続く】

――菅田さんの印象を教えてください。

菅田さんこそずっとお喋りしています(笑)。最初はクールな方なのかなと思っていて、あまりお喋りする印象はありませんでしたが、シーンが変わってどこの現場に行って、どんなキャストが入ってきても、いつも輪の中心にいらっしゃいます。お若いのにいろんな人とスムーズにお話されていて、それにその輪を少しずつ大きくするのが得意な方です。そういう意味では、本当に“座長”という感じがします。演技に関しても、真面目なんだけどふざけていて、ふざけているんだけど大真面目で…。大人が遊びながら演技を作っていくような感覚といいますか、そういうアプローチはこれまであまり見たことがなかったので、とても新鮮でいつも刺激を受けています。

――本仮屋さんも皆さんの輪に入ってお喋りをされるのでしょうか?

最初はそうしていました。でも、途中で皆さんのように器用に切り替えができないことに気付きまして(笑)、今では出たり入ったりします。もちろん輪に入ったときは皆さんとても温かく会話に入れてくださいます。

――池井戸潤先生の原作本は読まれました?

はい、読みました! このお話をいただいてすぐに、買って読みましたが、すごく面白かったです。読んだ直後にキャストを聞いて、遠藤さんに菅田さんが主役を演じられると。これで面白くならないわけがないじゃないですか。だから「ぜひやりたいです!」と即答したことを覚えています。

国会中継とか記者クラブの様子とか、一体そこでは何をしているのかなと。すごく遠かった世界が、原作を読んでグッと近くなったような気がしました。国会中継で喋っている大人たちもいろんなことで苦悩しているのかなとか、いろんな立場にいる中で決定しているのだろうなとか。その動きを知ることができたのは「民王」に出させていただいたことによる大きな収穫だなと思っています。

――毎回ドラマに参加されるときは原作を読むタイプですか?

そうですね。大体読むタイプです。原作を読んでその作品を愛してくださっている方もいるので、できるだけその良さを自分の中に取り入れて演じたいと思っています。

――入れ替わりがキーワードですが、もし入れ替われるとしたら何になりたいですか?

えー!(笑)。やっぱり男性がいいです。これまで私はありがたいことに格好いい方と共演させていただくことが多かったんです。それで会見などに登壇する際に、その俳優さんが出てくると「キャー!」って黄色い歓声が上がって、私が出るとシーンとしてしまうんです。だから私も「キャー!」って言われたいなあ(笑)。このドラマにも出ていらっしゃいますけど、草刈正雄さんのような、“正統派ハンサム”になってみたいです。

――でも、今も野太い男性ファンの歓声がありますでしょう?(笑)

そうですね(笑)。もちろんそれもありがたいのですが、女性ファンの熱狂的な盛り上がりというのも一度体感してみたいです。特にそういう反応を受ける方たちをそばで見ているからこそ強く思います。スターになったような気がします。

――話は本筋からそれますが、夏の思い出で印象に残っていることはありますか?

夏の思い出は、とても古い話なんですが、映画「スウィングガールズ」('04年)の撮影をしていたときがちょうど夏休みで、山形で撮りました。その期間は山形にずっと滞在していたのですが、宿泊していたホテルで仲が良いしーちゃん(貫地谷しほり)とお喋りしていたら、「ドーン!」って大きな音がしたんです。

何かなと思ったら、近くで花火が上がっていると聞いて、その花火を見るために、(上野)樹里ちゃんとしーちゃんと、3人で汗だくになりながらひたすら走ったのが夏の思い出です(笑)。結局花火は見られなかったのですが、帰り道のコンビニに怖そうなお兄さんがいて、ビビりながら帰ってきました。ただ花火を見に行っただけなのに、なぜか大冒険をしたような気がして楽しかったです。

――では、この夏に何か挑戦してみたいことは?

料理上手になりたいです。妹がすごく料理上手で、今は名古屋に住んでいるんですけど、遊びに行くたびに何品も作って待っていてくれるんですよ。一つずつ習っては復習して、真剣に料理の練習をしているんですけど、もっとそのレパートリーを増やしていずれ上手に料理ができるようになりたいです。

――この作品にちなんで、マニフェストを教えてください。

金曜日の夜11:15にテレビのチャンネルをテレビ朝日に合わせていただけたら、絶対に笑って、ストレス発散できることをお約束します! ぜひ毎週金曜日の夜はテレビ朝日系(注:一部地域では放送時間が異なる)を付けていてくださいね(笑)。

――では、最後に8月14日(金)放送の第3話の見どころを教えてください。

3話では憲民党の蔵本(草刈)さんと泰山総理が討論会をやります。(泰山の中身である)翔くんはちょっと勉強が苦手なので、いろいろ策を練って討論会を乗り切るんですけど、そのさまがどうしようもなくばからしくて大いに笑えます。でも、最後には私も現場で討論会の様子を見ながら、「こんな総理が本当に日本にいたらいいのにな」って思いました。希望すら感じられる回になっているんじゃないかなと思います。

あと、菅田さんが会見で気に入ったと言っていた「ワインの銘柄より君のパンティーの銘柄が知りたい」というせりふが登場する回なので、そこは見どころですよ!(笑) 私はその場にはいないのですが、3話は「民王」には珍しくちょっとしたお色気シーンがあるので最後まで注目していてください!

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