小説「火花」で第153回芥川賞を受賞して話題をさらうピース・又吉直樹が、芥川賞選考委員会の前日に当たる7月15日まで、相方の綾部祐二と共に「いきなり!黄金伝説。」(テレビ朝日系)の過酷なロケで体を張っていたことが分かった。
8月6日(木)放送分で、国内4カ所でボロもうけしているとうわさのスゴ腕漁師に密着し、体力勝負の漁にも挑戦しながら、1日でどれほどもうけているのかを調査するというロケに参加した。
二人は今回、兵庫・淡路の「シラス漁」、福井・越前の「バイ貝漁」、福岡・糸島の「マダイ漁」、静岡・南伊豆の「キンメダイ漁」に密着。各地のスゴ腕漁師と共に船に乗り込んで漁に挑戦し、その日1日の売上額を調査。
もちろん、漁場に向かう間も休みはなく、漁師歴や船の値段、船の魚群探知機や乗組員の数、漁の時期、過去に一番もうかった金額、着ている服など私生活で使うものまでキッチリ確認していく。
その場でしか味わえない絶品漁師めしも食べられるという、今回のロケならではの特典が付いているとはいえ、海の男の仕事は想像を絶するハードさ…。まさかその直後に芥川賞受賞というご褒美までもが待っているとはつゆ知らず、体を張ったロケでヘロヘロになりながらも芸人魂を“スパーク”させる又吉と相方の綾部。果たして、二人は全ての漁と報酬調査をやり遂げることができるのか。
芥川賞受賞を受け、7月末には累計発行部数が200万部を突破した「火花」は、発売日当日から異例のスピードで増版を重ねており、受賞決定前の時点で既に64万部も発行。それもあり、受賞前日のロケでは、綾部が又吉の印税事情に斬り込む一幕も。
「海が埋まるくらいお金は入ってるって聞きますよ」という綾部に対し、「いやいや、もうかってないですよ。本はいっぱい売れたんですけど、何やかんや引かれて、僕の手元に残るのは6万円です」と、又吉は本当かうそか、慎ましやかな実情を語る。
しかし、綾部はそんなはずはないと一歩も引かず「ボロもうけですから」と断言していた。お金に絡む今回のロケだからこそ、ごくナチュラルに飛び出した赤裸々な会話と見え隠れする本音は一聴の価値がありそうだ。
さらにはロケ中、又吉から「海っていうのは、幾億もの青が重なってできたもんなんやな」などと、大作家先生らしい文学的な発言も飛び出した。
“今最も稼ぐ芸人”又吉が体を張る過酷ロケの様子を目から火花が散るほどしっかりチェックし、彼の“伝説前夜”に思いをはせてみては?
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