ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」やドラマ「ごめんね青春!」('14年TBS系)に出演し注目を集める俳優・小関裕太が、吹替洋画劇場シリーズとして発売中の名作映画「トッツィー」('83年)を鑑賞し、コメントを発表した。
映画「トッツィー」は、実力はあるものの演技への執着から役に恵まれない俳優・マイケル(ダスティン・ホフマン)が、ひょんなことから“ドロシー・マイケルズ”という女優となって一躍人気者に。しかし、共演の女優・ジュリー(ジェシカ・ラング)を好きになったことから歯車が狂い始める…というストーリー。
「この作品のポスターを見た時『絶対に朝か昼に観たい!』という衝動に駆られた」という小関は、今回初めて本編を観賞。
「この芸能界で(特に日本で)あんなに強気に立ち向かっていこうと思っても気が臆してしまうけど、あの魅力付きの気の強さは男が割り切っているからこそ出せるものだと思う。そこにまた説得力があって『やられた』って思う」と、主人公・マイケル演じるドロシーという女優の“生き方”と“演技力”に感動した。
小関自身がドラマ「ごめんね青春!」で“性同一性障害”の悩みを持つ役を演じた経験から、「マイケルは決して性別の悩みを抱えていたわけではないけれど、演じきる責任に対して通ずるものを感じた」とコメント。
本作を観て心に残ったこととして、「一つは『みんな生きている』ということ。それぞれ正解なんて分からないまま信じることを大切に、生きていることを実感する。
二つ目は『みんな傷つく』ということ。唯一その傷ついた人たちにしか持てない共感をつくり、時が過ぎるとそのつらい現実が後味に残る。『悲しいことがあってもその後味はストーリーになるんだよ』と最後に教えてくれるすてきな作品」と語った。
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