【HEAT-3】寡黙な消防団員役・鈴木伸之(後)
毎週火曜夜10時から放送中のAKIRA主演ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)に出演する若手キャストにインタビューする、Smartザテレビジョンオリジナルリレー連載。
第3弾の今回は、幸多市(さちおおし)の自動車整備工場で働きながら第十一分団の消防団員を務める等々力修一役で出演する鈴木伸之に直撃した。後編では、これまでの夏の思い出やこの夏挑戦したいこと、今後の目標などを語ってもらった。
――等々力のキャラクターで、鈴木さんと近い部分はありますか?
等々力は口には出さないけど、いろいろと自分なりに解釈して生きてきた人だと思います。きっとこういう人って街にはたくさんいらっしゃると思うんですよ。自分の意見はたくさんあると思うけど、それを押し殺して黙って働いてくれるような人が…。
僕が演じる等々力がそういう方々に共感してもらえるような人になれたらうれしいです。少し話が逸れてしまいましたが、そういう内に秘めた心のような部分は少し似ているかなと思います。
――役で演じる人のイメージとプライベートが近づくことはありますか?
等々力は結構腕を組むことが多いキャラクターです。それが一つのポイントというか、等々力のイメージになっているところがあります。そういえば、僕も日頃何げない時に腕を組んじゃうことが多いかもしれないですね。
――性格の部分ではどうですか?
自然に似てくることはないですが、等々力は本当にいつも一生懸命頑張る人なので、何事も一生懸命に頑張るという部分は今後マネしたいと思います。彼の真っすぐな部分は本当にすてきですよね。
――ドラマ本編とは逸れますが、夏真っ盛りということで、印象的な夏の思い出は?
全然ドラマとは関係ありませんが、僕は「G(ゴキブリ)」が大嫌いなんですよ(笑)。Gが嫌いで、嫌いであればあるほど夜道を歩いているとつい見ちゃうんです。見たくなくても何げなく見つけてしまうんですよ。これから花火大会とか外での行事が多いから注意が必要です。夏祭りもそうですし、絶対行きたいなと考えているんですけど、皆さん足元だけは気を付けてほしいなって思います。全く関係ない話ですいません!(笑)
――では、ことしの夏に何か挑戦してみたいことはありますか?
僕は四季の中で夏が一番好きな季節です。海も好きですし、バーベキューも好きなので、アウトドアに挑戦したいですね。去年とかはどこも行けていないので…。ことしこそ夏らしいことをたくさんやりたいです!
――結構体を動かすことが好きなんですか?
そうですね。運動もそうですし、体を動かすことは大好きです。それに、バーベキューのようにみんなで盛り上がる感じのイベントも好きです。
――では、今後の目標は何かありますか?
僕、今回の「HEAT」が大好きなんですよ。台本も面白いですし。でも、こういう作品に継続して毎回出会うことって結構難しいと思うんです。なので、本当にいろいろな作品がある中で、こういう素晴らしい作品に出会ったときに、さらに自分が目立てるところに毎回居続けられるように努力しなければなと思っています。だから、今は何か具体的な目標というよりも、一つ一つ勉強して精進していきたいです。
――今回は「HEAT」出演者の皆さんによるリレー連載です。前回の小芝風花さんから「筋肉がすごい鈴木さん。『モリモリくん!』って園児から大人気ですよ。園児を持ち上げられていいですね」とメッセージを預かってきました。
ありがとうございます。そうなんですよ。1日だけ幼稚園でロケをしまして。園児の子たちに「モリモリくん!」って呼ばれて、揚げ句の果てには、僕の役が頭にタオルを巻いているんですけど、「ラーメン屋さんの役ですか?」とか言われてしまって(笑)。「ラーメン一杯ください!」って即興でおままごとを始められて、散々でした(笑)。
――(笑)。もともと子供は好きですか?
大好きです! でも、撮影なので、あまり相手をし過ぎるとワチャワチャ始まって収拾がつかなくなってしまうので、心を鬼にして何度か「ちゃんと芝居に戻って!」って注意しました。
――そして、鈴木さんの次は井出卓也さんになります。井出さんへ一言いただけますか?
今回ドラマの中で、タツヤさんとバディー的な立ち位置を演じられますよね。なので、「井出さんはそこで意識していることがありますか?」と聞いてみたいです。今後もしかしたら展開が変わって、タツヤさんのバディーのような人が他にも出てくるかもしれないですけど、今は二人で「クローバー都市開発」の幸多市の都市開発計画を頑張っているので、どう役作りしているのかなというのが知りたいです。
――では8月12日(火)放送の第6話の見どころを教えてください。
6話は、消防団で活動しながら就職活動をする吉沢亮さん演じる松山がフィーチャーされる回です。松山は大学生で、心では思っていても自分の気持ちをなかなか素直に出せないんです。就活で世間にもまれ、消防団にももまれながら結局好き勝手やってしまう。
でも、そんな中で消防団にいたからこそ解決できるようなことが起きるんです。消防団で人のために何かをすることによって自分もプラスになっていくというところが描かれていると思うので、そこを見てほしいです。中学生や高校生、大学生とか、若い人の心に刺さる話だと思うんですよ。これから面接試験に臨むという人はぜひ見てほしいですね。
あと、この第6話では熱い等々力の部分が結構見られると思いますよ!(笑)
毎週火曜夜10:00-10:54
フジテレビ系で放送
※リレー連載の次回8月18日(火)は井出卓也が登場
【第6話あらすじ】
タツヤ(AKIRA)は消防団の活動を続けながら再開発プロジェクトの仕事を進める決意をする。 再開発に賛成する地権者を着々と増やす中、かたくなに反対を貫く地権者・菅井(斉木しげる)に頭を悩ませていた。
一方、就活中の大学生団員・松山(吉沢亮)は、面接で消防団の活動をアピールするが不採用ばかり。イライラを募らせる松山は、第十一分団のメンバーに八つ当たりし、会社で成績不振にあえぐ鳴海(正名僕蔵)にも「鳴海さんみたいにはなりたくない」と言い放ってしまう。
翌日、第十一分団と幸多消防署の合同訓練が行われたが、松山のやる気のない態度に等々力(鈴木伸之)が憤慨。「就活に有利って聞いたから入ったのに。全然役に立たない」と消防団をばかにする松山につかみかかり、2人は大げんかに。その揚げ句、「就活に集中したい」と団の活動を休むと言いだした松山を、咲良(栗山千明)は複雑な思いで送り出す。
同じころ、交渉に応じない菅井に手を焼いていたタツヤはエリ(菜々緒)に相談しようとするが、エリはなぜか電話に出ない。そして、タツヤと力を合わせてプロジェクトを進めるはずの濱田(田中圭)も怪しい動きをしていた…。