又吉直樹、地元のネタ映像に「作家としては複雑」

2015/08/18 10:00 配信

バラエティー

「中居正広のミになる図書館」に初出演する又吉直樹

毎週火曜に放送中の「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)に初出演する、ピース・又吉直樹にインタビューを行った。番組の人気コーナー「知らなきゃよかった」で初めて知った意外な事実や「火花」で芥川賞を受賞してからの変化などについて語ってもらった。

――「中居正広のミになる図書館」に初めて出演された感想を教えてください。

いろいろなことを知ることができて面白かったです。「凡人度テスト」は、なかなか緊張感がありましたね。

――「知らなきゃよかった」というコーナーで、いろいろな映像が発表されていましたがそちらはいかがでしたか?

僕の地元の大阪のネタは芸人としてすごくうれしかったのですが、作家としては複雑でしたね。

――先日、「火花」で芥川賞を受賞されたときの感想を教えてください。

とにかくビックリしたという気分ですね。もちろんうれしいですけど、僕が芥川賞を取るってウソみたいな話というか、国語の便覧などにも出てくる賞ですもんね。だから、いまだに驚いています。

――やはり受賞後、取材件数も増えましたか?

もともと予定にあった取材もありますが、(受賞後は)取材の時に媒体社さんごとに来てくれる人数は増えた気がしますね。

――受賞後、生活は変わりましたか?

今までは街を歩いていると「あ、又吉や!」という、ちょっと小ばかにした感じだったのですが、最近は「おめでとう!」「おめでとうございます」と声を掛けてもらえるようになりました。僕もお祝いされることに慣れ過ぎて、コンビニに入って店員さんが「いらっしゃいませ!」と言っているのに、「ありがとうございます」と返してしまうことも(笑)。

みんなが僕のことを祝福していると勘違いしているかもしれないです。現場に行っても「おはようございます」という声が「おめでとうございます」に聞こえてしまって、「ありがとうございます」と返すというような失敗はあります。それくらい、いろんな人に声を掛けてもらっていますね。

――やはりテンションは上がりますか?

リアルに言えば、これまでの僕の生き方は「期待されない楽さ」がありました。むしろ「もうちょっと僕のこと注目してくださいよ!」と言いたくなるくらいで。

でも、これだけ注目されると喜びもあるし、怖さもありますね。又吉家始まって以来の注目のされ方なので。うれしい半面「(今)失敗したら面白い状況が出来上がっているな」という怖さもありますね。

――一緒に暮らしている後輩のお二人(パンサー・向井慧、ジューシーズ・児玉智洋)とは、「こんなことをしたら面白い」「こんなことできなくなっちゃったね」というようなお話はされますか?

そうですね、テレビでよく失恋したとかモテへんという話をしているんですが、賞を取った直後に「振られた」という報道が出て、「いつも言ってるやん、何で傷口をえぐるようにもう1回言うねん!」と…。そういうことが注目されているということなのかなと思っています。

――ご家族からの祝福はありましたか?

みんな祝福したい気持ちは持っているらしいですね。母親とはもう話しましたけど、家系的にそんなに浮かれるタイプではないんですよ。

【「ミになる図書館」又吉『中居さんは面白くて最高』 へ続く。同記事は8月18日(火)正午前に掲載予定】

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