ホリケン自作自演の舞台はミュージカル要素65%!?
ネプチューンの堀内健による“自作自演の舞台プロジェクト”「堀内夜あけの会」の第2弾公演「オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!」が、8月21日(金)~23日(日)に東京・下北沢 本多劇場で上演される。スタートを直前に控える堀内に、舞台について話を聞いた。
「オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!」は、東京の街を舞台に繰り広げられる“堀内健流ヒューマンドラマチックサスペンス”。'14年5月の旗揚げ公演「恐怖 タコ公園のタコ女」に続き、今回も堀内は演者として舞台に上がるだけでなく脚本も担当している。
――「オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!」はどんな作品ですか?
キャラの濃い人たちがいっぱい登場しますね。あとは、ミュージカルの要素が65%含まれているんですよ。ジュラシック・パークのようなド迫力です(笑)。見ているだけで顔がほころんでしまうような、ハッピーな感じの作品です。
ストーリーで泣けるというより、踊りとかみんなが頑張っている感じが泣けるかもしれませんね。感情が高ぶることはあるかもしれないけど、泣かそうとは思っていないです。
――稽古場はどんな様子ですか?
出川(哲朗)さんがいるので、温かいオーラに包まれています。演技については、いろいろ試している感じですね。
――苦労している点はありますか?
全体的に振り付け、踊りがあり、みんな慣れていないので大変(笑)。僕もちょっと踊ります。正直、何とかついていってる感じですね。
――出川さんは前回に続いての出演ですが、役者としての出川さんの印象をお聞かせください。
演技中、切ない顔をするんですよ。おなかが減った犬みたいに見えて面白い(笑)。出川さんはね、声が聞き取りやすいんですよ。山崎(薫)さんと歌うシーンも負けてない。(劇団)シャララの座長で役者をやっていたので、細かい事を教えてもらっています。舞台役者としてもすごいです。テレビのリアクション芸とは違う要素がたくさん見られますよ。あと、稽古場には必ず15分前にくる!(笑)
――自作自演の舞台をやることになったきっかけは?
ネプチューンのネタをやる機会が減ってきて、そんなときに劇場が空いているという話を聞き、やってみようと。慣れてないことをやるのもいいかなと思いまして。
――慣れていないことをやるのは大変ですよね?
ネプチューンは家族みたいだから楽だけど、(舞台では)いろんな人がいるから座長としてみんなをまとめなきゃいけない。ちょっと大変だけど楽しいです。
――ちなみに、第1弾「恐怖 タコ公園のタコ女」の手応えはいかがでしたか?
テレビと違って、舞台はお客さんの反応があって楽しかったですね。
――自作自演の作品を今後もやっていきたいですか?
何もやってないより、いいかなと思います。大変だけど、やった方が得る物が多いですよね。
――着想からご自身でされたんですか?
はい。大変でしたね。1カ月以上、ファミレスに行って作ってましたから。ネプチューンのネタと違って、3人以上だと訳が分からなくなっちゃって。
――名倉(潤)さん、原田(泰造)さんは見にきてくれますか?
前回は見にきてくれたんですよ。今回も来てくれるみたいですね。
――2人に見られて、恥ずかしい気持ちとかは?
いやー、前回はそんな余裕なかったです。2人からすると、「健はこういうのが好きなんだろうな」と見てくれる感じかなぁ。
――台本作りはどのようにされたのですか?
ネタ帳を見ながら「夜回りおじさん」っていうワードがまず浮かんで。そこからおじさんがあらぬ疑いをかけられて、展開していくという頭の中に浮かんだ物語を忠実に書き起こしていきました。渋谷にしたのは、新宿の方だと生々しい感じだし(笑)、昔バイトしていたっていうのもあったので。
――今までやってきたコントとの違いは?
コントは当て書き(演者をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと)なんですね。やっぱり(違いは)人数かな。さらに、人間関係とか生い立ちとか起承転結とかを書かなくてはいけない。深いですね。
――舞台作りを経験したことで、コントにも影響があると思いますか?
ちょっとはあると思います。舞台はいろんな骨組みを、ちゃんと考えて書かないといけないんですよね。まだネプチューンのネタを書いてないから分からないですけど。
――作中にミュージカルシーンがありますが、お好きなんですか?
ディズニー作品が好きなんです、アナ雪('13年の映画「アナと雪の女王」)とか。
――演出に関しては携わっているんですか?
演出は村上(大樹)さんがされているので、僕はどちらかいうと基本から教えてもらっている感じです。村上さんとは昔から知り合いで、鈴木おさむさんの舞台に出演してからのつながり。いっぱいスペースをくれて、自由にやらせてくれるんです。
――アドリブは多そうですか?
あまりないかな。稽古でいろいろ試して、本番で面白いのをやるみたいな感じだと思います。
――では、最後にメッセージをお願いします。
この作品の世界に入ってほしいですね。こちらも入れるように頑張るんで。刺激が欲しい人とか、夏の思い出が欲しい人とかにいいと思います!
8月21日(金)~23日(日)
東京・下北沢 本多劇場で上演
公式HP
【HP】www.watanabepro.co.jp/information/yomawari.html