NHK総合、NHK BSプレミアムで来年4月にスタートする'16年前期の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロイン・小橋常子役に高畑充希が決定し、同局で会見を行った。
本作は生活総合誌「暮しの手帖」の創業者である大橋鎭子、花森安治らの軌跡をモチーフにした物語。父親の死を境に、家族の父親代わりになったヒロイン・常子が戦中を生き抜き、焼け野が原の東京を見た常子は「これからの世の中は女の人たちが幸せにならなきゃいけない」と決意。「女の人のためになる雑誌を作ろう」と家族で小さな出版社を起こすために奮闘する姿を描く。
2564人の応募者の中から選ばれた高畑充希は「普段から『おじさんくさい』と言われていて、自分ではどこだろうと分からなかったですが、今回“オヤジヒロイン”と聞いてビビッときました」と普段からオヤジキャラであることを告白。
オーディションに対しては「一度朝ドラに出ていることもあって、自信があるわけではありませんでした。でも“オヤジヒロイン”が私らしいし、朝ドラの挑戦は年齢や時間が限られるものなので、一度挑んでみたいと思いました」とコメント。
今回の朝ドラで注目して見てほしいところは、「エネルギーあふれるヒロイン。スピード感あふれるお話になると思うので、見るだけで元気になれる話になると思います。私も前だけを見てやっていきたい」と意気込んだ。
記者から自分の中の“オヤジ”と思う部分について聞かれると「ものすごくいろんな人にオヤジって言われる…私が聞きたいです。性格的に動揺したり、若さみなぎる感じじゃないところかも(笑)。好きな食べ物を聞かれて『お刺身と日本酒』と言うところ」と答えて会場を笑わせていた。
制作統括の落合将氏は「オーディションの過程の中で、アドリブでお芝居を振っても、全く動じずに演じていました。後ろ姿を見たときに、昭和の激動の中で家族を背負って生きていく大橋常子の後ろ姿を見ました。気が付いたら生き抜いちゃったというような、生命力あふれるヒロインを演じてもらいたい」と太鼓判を押した。
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