小倉智昭が師・大橋巨泉とのエピソードを語る
9月13日(日)にフジテレビ系で、テレビ西日本制作の「言葉のチカラ」(昼4:05-5:20)が放送される。小倉智昭がMCを務め、「職場」「学校」「夫婦」「親子」の4つのテーマから、思わず誰かに話したくなる“言葉”とエピソードの数々を紹介していく。
スタジオには小倉のほか、武田鉄矢、尾木直樹、肥後克広、太田光代、高橋真麻、ホラン千秋、厚切りジェイソンが出演。“言葉のチカラ”について、エピソードなどを語る。
収録終了後には小倉が囲み取材に応じ、記者からの質問に答えた。
小倉は収録を終えた感想を「この話を誰にしてもらうのがいいのかなと考えながら(番組を)回していたので、やっていて充実感がありました。たまにこういう番組をやらせてもらうと、また違う気持ちになれていいですね。『何でその言葉が生まれたのか』という脈絡があってこそ、言葉に力が出てくるので、それは意図したところが視聴者に伝わったかなと思います」と語った。
また、「ただ、今回みたいな“言葉”を題材にした仕事というのは勉強になりますけど、やっていてキツいなと思いますね。『俺、あんなしゃれたこと言ってないや』って。今まであんなに影響力のあることは言ってないだろうなって思います。だから、先人たちは素晴らしいなと。武田鉄矢さんってすごいでしょ? ほぼ同世代で、昔からよく知っていますが、日ごろの勉強の積み重ねとか、知識欲の旺盛さとかがあるから、こういう番組にはうってつけの人ですよね」と番組に出演した武田についてもコメント。
さらに、自身が人生において大切にしている言葉について、「僕は父親を最も尊敬していますので、父親がときどき残してくれた言葉というのは重く残っているんですよね。小学生のときに『小学生の間は勉強しなくていいよ。いい友達を作りなさい。友達は将来助けてくれるし、友達を持つことによって自分の人生はさらに大きくなるから、友達を作るんだよ。その代わり、中学校に行ったら勉強しろよ』ってよく言ってました。そういう身近な人に言われた言葉というのは、子供には案外残っていますからね」と話す。
そして、最後は師弟関係にある大橋巨泉とのエピソードを。「折々で巨泉さんに対する反発みたいなものが、自分を大きくしてくれました。それは巨泉さんも計算の上で言うんですよ。あの人のすごいところですね。そういうのも分かっているし、『巨泉さんにそこまで言われるんだったら、逆にやってやろうかな』っていう気持ちが強くなります。アナウンサーからタレントに連れ出してくれたのも大橋巨泉ですから」と感謝の言葉を口にした。
そして「でも最近は巨泉さんもがんの手術をやって、おっしゃることがだんだん丸くなった。『俺が生きている間に一度でいいからカナダに来いよ』とか『オーストラリアに来いよ』って言ってくれるんですけど、僕も『じゃあ行きます』と言いたい人じゃないので、『死んだら行く』って言ってます(笑)。でも、それって師弟の間柄だから何を言っても通じるっていう、信頼関係があるからですよね」と明かした。
9月13日(日)昼4:05-5:20
フジテレビ系で放送