「無痛~診える眼~」に出演の浜辺美波にインタビュー!

2015/10/06 10:00 配信

ドラマ

10月7日スタートのドラマ「無痛~診える眼~」で南サトミ役を演じる浜辺美波

10月7日(水)スタートの西島秀俊主演のドラマ「無痛~診える眼~」(毎週水曜夜10:00-10:54※初回は夜9:57-11:09フジテレビ系)で、南サトミ役を演じる浜辺美波に、これまでにない役柄に挑戦しての思いや、現場でのエピソードを聞いた。

――ドラマ出演が決まったときの率直な気持ちはいかがでしたか?

こういうちょっと暗い面がある役をやりたいなと思っていたので、出演が決まったときはワクワクして、演じるのがすごく楽しみでした。

――今回の役のサトミは、鬱(うつ)や強迫性障害を抱え、全話を通して描かれる教師一家殺害事件の容疑者という難しい役柄ですが、役作りはどのようにされていますか?

サトミの病気には、目の動きだったり、医療指導の先生に教えてもらわないと分からないような病気の特徴があって、それをそのままではなくて、私の思うサトミちゃんふうに変えて演じることに気を付けています。

――具体的にはどういう動きを先生から教わっているんですか?

佐藤祐市監督と医療指導の先生と、あまり顔は動かさず目だけを動かすようにしたり、相手に何かを言われた時の否定の反応を濃くしたりしているんですが、サトミちゃんのような障害を抱えた人の動きを簡単な言葉でいうと“ツンデレ”と教わりました(笑)。

――役を演じる前と後で役のイメージや役作りは変わりましたか?

現場でしっかり監督や医療指導の先生とお話ししたんですけど、演じる前に思っていたよりも強くヒロインの高島(石橋杏奈)さんを大切に思っているというところはイメージが変わりました。

――監督やプロデューサーからアドバイスなどありましたか?

監督からは、本読みのときに「頑張れ」って言っていただいて、1日目の撮影が終わった後に、「かわいいから大丈夫だよ!(笑)」と言われました(笑)。

――撮影現場には役について準備をされてから現場に行かれますか?

(南サトミの患っている)病気の強迫神経症や鬱の症状については調べました。調べたんですけど難しくて、とりあえず知識だけは入れて行きました(笑)。

――役作りで髪を金髪にされましたが、髪を染めて変わったことはありましたか?

皆さん金髪にしてからすごく見てくるので精神面が強くなりました(笑)。

――街を歩いていても見られますか?

視線は感じるんですけど、皆さん目は合わないんです(笑)。

――主人公・為頼(西島秀俊)は外見を見ただけで病状が分かる“診える眼”を持っていますが、浜辺さんは“診える眼”を欲しいと思いますか?

欲しいです。風邪をひくときにも分かっていたらちゃんとした生活をするので。あと病院に行くのも好きではないので (笑)。

――今作に限らず演じるために日頃から何かされていることはありますか?

映画とかドラマとかはオーディションを受ける前より見るようになりました。本を読むのが好きなんですけど、日頃本を読むときもせりふを声に出して読むと楽しかったりします。

――共演者の印象や、今後何かお話したいことはありますか?

本読みのときに初めて皆さんにお会いして、テレビで見ていたときよりも目の輝きがすごくて。漫画で見るようなキラキラ具合だったのでびっくりしました (笑)。お話ししたいことはいっぱいあるんですけど、とにかく皆さまのお芝居を間近で見て、奪えるものがあれば奪いたいなと思います!

――南サトミのカウンセリングを担当する高島役の石橋杏奈さんとの共演が多くなると思いますが、撮影現場では何かお話ししましたか?

作中では高島と直接会話をせず、LINEで会話をしているんですけど、(撮影の合間には)最近の携帯電話の技術がすごくて、過去に打ったメールの文面が出てくる予測変換にびっくりしたっていう話をしました(笑)。

――普段LINEはしないんですか?

あの、私まだガラケーなんです…。だから憧れの方が強くて、高校からはスマホにする予定です(笑)。

――今後はどんな役に挑戦したいですか?

アクションは苦手ですけど、何かに立ち向かっていくような強い女を演じてみたいです!

――尊敬している役者さんはいますか?

高嶋政伸さんです。以前ワークショップに来ていただいて、尊敬する面がたくさん見られたので。お芝居を見させていただく時に、毎回全然違う役なのに、本当にそういう人なんじゃないかと思うほどに、役の入り方が素晴らしいと思って見させていただいてます。

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

医療モノであり、かつ探偵モノという先が読めないスリリングな展開です。各話で起きる事件がありつつ、一つの作品を通じて解決していく事件もあるので、物語の行く末を楽しみにしていただけたらなと思います。

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