ボンドが妖艶な“Wボンドガール”と見詰め合う!
'62年の誕生から半世紀以上にわたって愛され続ける長寿シリーズ「007」。最新映画「007 スペクター」で、レア・セドゥ、モニカ・ベルッチが演じる2人の“ボンドガール”の象徴的な場面写真が解禁された。
'12年に公開された50周年となる前作「007 スカイフォール」は、シリーズ最高の世界興収1000億円以上を稼ぎ、その確固たる人気をあらためて世界に見せた同シリーズ。
そして、ダニエル・クレイグ主演4作目、シリーズ24作目となる最新作「007 スペクター」が日本で12月4日(金)より公開される。
今回解禁となる写真では、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とマデレーン・スワン(レア・セドゥ)、ドレスアップした二人がボンド映画ではおなじみのマティーニで乾杯するカットと、シャンパンを手にしたボンドとルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)が見詰め合う姿となっている。
また、同時に解禁となった最新のビデオ・ブログ<ラブソング編>では、英国で最も注目を集めるグラミー賞歌手、サム・スミスが歌う主題歌「ライティングス・オン・ザ・ウォール」について、サム・スミスとサム・メンデス監督、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリが語るインタビューも。
主題歌に抜てきされた経緯について、サム・スミスは「アメリカにいるエージェントにメールを送りました。世界一生意気な内容でした。『007』のテーマ曲を歌わせてほしい、と。パインウッド・スタジオへ行くよう勧められ、バーバラとサム(監督)に出会いました」といきさつを明かす。
対するプロデューサーのバーバラも「映画音楽で大切なのは、作品の印象やトーンに調和することです。スミス以外には考えられませんでした」と相思相愛だったことが分かった。
また、スミスは「監督からの言葉が印象的でした。『求めている音楽は、最高のラブソングだ』」と言われたといい、監督の要望の下、楽曲に反映させたと語る。主題歌のタイトルである「ライティングス・オン・ザ・ウォール」とは、“災いの兆し”を意味する。
その言葉が意味する通り、「007 スペクター」内では、“MI6”の存在意義の追求や悪の組織“スペクター”との死闘など、絶体絶命的のピンチがジェームズ・ボンドに迫る。
そんな中で、「全てを賭けたら、倒れてもあなたは僕を受け止めてくれるだろうか? どう生きればいい? 愛を感じたいんだ」と、サム・スミスが劇中のボンドの気持ちを代弁して歌っているという。
そんな主題歌について、バーバラは「彼はとても真剣でした。台本を夢中になって読んで、サムと話し合いを重ねました。ボンド映画史上、最高のテーマ曲の一つになるでしょう」と太鼓判を押せば、サム監督も「優れたテーマ曲は、物語を伝える助けとなります。早い時期に出会うことができれば、作品そのものにも影響を与えます」と明かした。
今回の主題歌が“ラブソング”がテーマであることから、劇中でも“ラブストーリー”が重要なキーになっていることがうかがえる。
「全てを賭けたら、倒れてもあなたは僕を受け止めてくれるだろうか? どう生きればいい? 愛を感じたいんだ」と、スミスが情感たっぷりに歌うように、ボンドが思いを傾ける相手は誰なのか…期待が高まる。
さらには、英国では史上最長の在位となったエリザベス女王の祝賀ムードが高まる中、本作のロンドン・ロイヤルプレミアに、ウィリアム王子とキャサリン妃が出席することも発表された。同イベントは、現地時間の10月26日に開催される。
12月4日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか、全国ロードショー