人気漫画「ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」をドラマ化。('16年1月下旬、読売テレビで放送決定、Huluでは放送1週間前より独占先行配信)
浦井健治とダブル主演を務める間宮祥太朗を直撃! 後編では間宮にとっての演じるということ、今後の展望や意外なコンプレックスまで、たっぷりと語ってもらった。
――今回は、さとり世代の若者がテーマということですが、共感できる部分はありますか?
共感できるところは、僕も屁理屈屋なので、仁井君の発言に「いいね!」って思うことはあります。あと、正論なんだけど屁理屈というか、正論なんだけど嫌みっていうところが、ちょっと分かるというか(笑)。
“ゆとり、さとり世代”でいうと、僕らはナンバー1じゃなくてオンリー1って言われて自分の個性をすごく肯定されてきた世代で、「おまえら1等賞になれ」ではなかったので、みんな自由に躍起にならない世代なのかなとは思います。
――台本を読んで、好きなシーンやせりふはありますか?
仁井君の発言も松駒さんの口調で語られているのが本当に面白いし、松駒さんのナレーション部分も好きですね。
――今作に限らず、演じるために日頃から何かされていることはありますか?
勉強のために見てるわけじゃないんですけど、もともと映画が好きなので、よく見ていますし、最近は本を読むのが好きで読んでいます。でも役者として生かすためにって考えると見方がちょっと変わってきちゃうし、作品が入ってこないので、純粋に作品を楽しみたいなって思っていますね。
映画でも本でも何かを学ぼうとか、何かを吸収しようっていう意識がない方が、自然に入ってくるような気がします。
外見的なことで言うと、この役を演じるために糖質制限をしています。漫画のイメージが、シュッとしているので、それに近づきたいなと思って。でも全然つらくないです(笑)。
でもロケ弁を食べないとスタッフさんから「どうしたの?」って気を使われちゃうので、そろそろやめた方がいいかなとも思っています。これで筋肉が落ちたかなとも思うんですけど、仁井くんは多分そんなに筋肉ないのでいいかなって。でもお姫さま抱っこをするシーンは大丈夫です、頑張ります!
――作品の見どころ、注目ポイントをお聞かせください。
プレッシャーに感じるぐらい原作が面白いし、台本を読んでいても本当に面白くて(笑)。コンビニで店長とバイトと客しか出てこないので、その中で日常を生きていく、その会話の妙だと思うんです。その会話劇を楽しんでいただけたらいいなと思いますし、皆さんに楽しんでいただける5倍ぐらい楽しもうと思っています!
――今後、どんな役に挑戦されたいですか?
今回、コメディー作品に出演するのが初めてなので、僕の中で新しいことであり挑戦であって。僕自身コメディーセンスがないと思って生きてきたし、つまらないことがコンプレックスなので、面白い人が好きで面白い人がいると「ズルイなぁ」「嫌いだわー」って思いながら見ていて(笑)。
でもどんな役であっても、(プロデューサーや監督が)いろんな使い方をしてくださって。殺人を犯しちゃう役だったり、ダメダメな役だったり、見ている人が毎回イメージが違うって言ってくださるのがうれしいし、間宮祥太朗ってどんな人なんだろうっていうところが見えないのが一番いいと思っています! だから自分のイメージになければない役ほどやってみたいですね!
それに舞台も映画も何でも挑戦していきたいです。「間宮祥太朗はこういう役とか、こういうイメージ」って言われたくなくて、もっと面白がられたいなって思います。面白くないんで(笑)。
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