加藤シゲアキ原作小説を桐山漣主演でドラマ化!

2015/11/17 12:30 配信

ドラマ

「傘をもたない蟻たちは」全4話に共通する物語の主人公・橋本純を演じる桐山漣

'16年1月スタートのフジテレビ系の“土ドラ”で、NEWS・加藤シゲアキ原作の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」をドラマ化することが決定した。加藤は、'12年1月に「ピンクとグレー」(KADOKAWA)で文壇デビューを果たし、今回ドラマ化される「傘をもたない蟻たちは」は、自身4作品目の単行本となる。加藤の作品が映像化されるのは、処女作「ピンクとグレー」の映画化('16年1月9日公開)に次いで2作目。

加藤は「映像化はピンクとグレーに引き続き2度目ですが、今回は短編集のドラマ化ということで、スタッフやキャストの皆さんがどう形にするのかとても楽しみです」とドラマ化に期待を寄せた。

さらに加藤は原作には登場しないドラマオリジナルの役柄で役者として同作に出演。ドラマ出演について加藤は「出演のオファーをいただいた時はとても驚きました。自分で作ったキャラクターなので気恥ずかしい部分もありますが、誰よりもこのキャラクターについて考えてきた自信があります。自分にしかできない演技を楽しみにしてもらえればと思います」と原作者ならではの意気込みを語った。

原作「傘をもたない蟻たちは」は、エリート・サラリーマン、女子高生、美大生など、“いまを生きる”さまざまな主人公たちが登場する6編の物語で構成される短編小説集。

今回のドラマでは、原作内の6編の物語から、「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、それらを4週連続ドラマとして放送する。全4話に共通する物語の主人公・橋本純を桐山漣が演じる。

落ち目のSF小説家である純(桐山)に恋愛小説の執筆依頼が舞い込む。恋愛小説など書いたこともない純は、一向に筆が進まず、部屋の中で悩み続ける。そんな純の元に幼なじみの啓介(加藤)が現れる。

主演の桐山は加藤との共演について「原作者であることは、頭の中でいったん置いておいて、素直に加藤さんとの芝居を楽しんでいければと思います。ビートを合わせ、いい“幼なじみ感”を出していきたいです」とコメント。

加藤は「少し物悲しくて切ない、土曜日の夜にぴったりなドラマになると思います。僕の小説を読んだことがある方もない方も、楽しんでもらえるのではないかと思っています」と視聴者へのメッセージを寄せた。

また、編集者・館山を阪田マサノブ、純の妄想として映像化される「インターセプト」内に登場する孤高のマドンナ・中村安未果を足立梨花、中学校時代の純が付き合っていた同級生・赤津舞を南沢奈央、純の地元の漁師で彼が慕ってやまない根津爺を竜雷太と豪華な出演者たちが脇を固める。