初ヒロインの福原遥「ドジなどころは私と似ています」

ベストセラー作家・七月隆文が初めて脚本を手掛けるドラマスペシャル「僕と私の、ひらパー姉さん」(ABCテレビ)が'16年1月8日(金)に放送されることが分かった。

物語は、“ひらパー姉さん”が結ぶ数奇な縁を描く大学生同士の切ないラブストーリー。

主演は大阪で活躍する劇団Patchの井上拓哉、ヒロイン役に'13年まで放送されていた子供向け料理番組「クッキンアイドル　アイ！マイ！まいん！」(NHK Eテレ)の“まいん”役で人気を博した福原遥を迎え、愛の物語が紡がれる。

撮影は大阪・ひらかたパークなど、関西エリアで行われ、劇団Patchの第4回オーディションでグランプリを獲得した田中亨がドラマ初出演するなど、関西色も楽しめるドラマとなっている。井上、福原の他、田中ら劇団Patchの団員や真飛聖らが出演する。

脚本の七月氏は「僕は基本的にやったことのない仕事はすごくやりたいなと思う方なので、今回、実写のドラマ化のお話を頂いたときに、これはやろう！と思いました」と、初めて挑む脚本にも意欲的。

ただ、「小説と違って、絵を動かすということを意識しなければならなかったので、各シーンでの絵の動かし方に苦心しました」と、苦労を明かした。

今回のドラマはどんでん返しのあるストーリーで、最後まで目が離せない展開になっているが「プロデューサーから大学生のどんでん返しのある切ない恋愛モノを書いてほしいという依頼を受け、そこから考えました。今どきの視聴者や読者は一回ぐらいのどんでん返しでは驚いてくれないので、もう一転させています」と、ポイントを紹介。

そんなどんでん返しストーリーで、主人公・大学生の良平を演じる井上は「基本は舞台で活動していて、映像経験があまりなかったので、主役というポジションを頂いたときは、正直、自信がないというか、不安がありました。ですが、こういう機会を与えられることはなかなかないので、学んでやろう！という気持ちで臨みました」と、こちらもやる気十分で臨んでいるよう。

そして良平と“両想い”になる大学生の香穂を演じる福原は「大阪でのドラマ撮影は初めてですし、キュンキュンした出会いの物語のヒロインも初めてなので、いろいろと不安だったんですが、始まってみるとスタッフさんや皆さんがとても優しくて、温かくて、すごく楽しい現場だなと思って、緊張せずにできています」と、笑顔を見せる。

香穂の役どころについては「お嬢様で、天然のかわいらしい女の子。ドジなところは私と似ていてやりやすいです(笑)。監督からは、香穂はとにかくかわいく見えるようにと言われるので、キュンキュンしながら頑張っています(笑)！」と、楽しく演じられたようだ。

ABCテレビの飯田新プロデューサーは「これは『関西を舞台に関西の才能が関西を盛り上げる』ドラマです。切ないラブストーリーでありながら、大どんでん返しの結末が待つミステリーでもあります。初脚本、初主演、初ヒロインと『初物』尽くし。必ずあなたの胸をキュンとさせること、約束します！」と、自信たっぷりに見どころを語った