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最終回目前!“ガウディチーム”堀井新太が明かす「下町ロケット」現場ウラ

2015/12/20 09:00

ついに最終回を迎える「下町ロケット」。佃製作所はガウディ計画を成功させることができるのか!?
ついに最終回を迎える「下町ロケット」。佃製作所はガウディ計画を成功させることができるのか!? (C)TBS

初回16.1%の平均視聴率でスタートし、12月6日放送の第8話では20.4%という、ことしの民放連続ドラマで最高の視聴率を叩き出したドラマ「下町ロケット」(TBS系)が、いよいよ12月20日(日)に最終回を迎える。同作の第6話の「ガウディ編」から、心臓人工弁開発チームの一員・鈴木健児役で出演する注目の若手俳優、堀井新太にドラマ「下町ロケット」に対する気持ちと最終回の見どころ、そしてキャストとの秘話を聞いてみた。(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。

――まず、「下町ロケット」への出演が決まったときの感想は?

まさか、出られるとは思ってもいませんでした。僕、ドラマ化する前から原作小説を読んでいて。明日に向かって生きる活力が出た作品ですごく感動したんです。だからドラマ化が決まったとき「あ~出られたらいいなぁ」と思っていたので、夢がかなった感じですね。

――堀井さんの御家族も、実際に下町で工場をやっているのだとか?

そうなんです。僕の祖父が東京の下町で工場をやっていて。小さい工場なんですけど、そういうのも子供のころから見ていたから、縁があるなって。僕自身も東京の下町出身なので、原作小説に出会ったときに、“下町”ってキーワードに引かれて、運命を感じたくらいです。だからドラマ出演が決まった時、相当うれしかったです。携われて光栄でした。

――これまで堀井さんが演じてきた役よりも、「鈴木」はかなり寡黙な役ですが…。

鈴木は本当に新鮮でした。でも難しかったです。ガウディチームの開発を担当する、若手技術者の3人で、立花(竹内涼真)やアキ(朝倉あき)ちゃんは自分の気持ちを話すけど、鈴木は話さない。「寡黙な鈴木という人物を、どういう表現をしたらいいか?」というのを考えるのが難しかったです。

――その分、表情の芝居になることが多くなりましたか?

そうなんですよね。考えて悩んでいたんですけど、やっていくうちに少しずつ分かってきて。実際に一村先生(今田耕司)の手術を目の当たりにするシーン(第7話)があったんですけど、その時に「自分の自然な感情でいいのかも」と思ったんです。ドラマではなく、「実際にこういう医療器具を欲している人が、世の中に何人いるんだろう?」と考えながらやってたら、自然とそういう表情になる。あれこれ“役作り”を深く考えなくても、自然に鈴木になれた気がしました。あのシーンで「“語らない鈴木”の存在意義があるんだな」って思えたんです。だからか、PMEAでの面談のシーン(12月13日放送、第9話)でも、涙が勝手に出てきたんです。立花の言葉が心に響いてきて、リアルな反応ができたなって。

――ほかに、福澤克雄監督から、役に関しての指示や注文はありますか?

福澤監督は役者一人一人を、ものすごいよく見ていらっしゃるので、変に役を作りこんでいくと、バレちゃうんです。監督は現場の空気やその場で起きる化学反応とかを大事にされているので、僕の“(鈴木としての)自然な反応”もちゃんと見てくださるので、ありがたいです。

――後半戦からかなりシリアスなシーンが多くなりますが、やはり現場の緊張感はすごいですか?

そうですね。でも、それだけではないですよ。このドラマはシリアスな場面で顔に寄る画が多いじゃないですか。本当にカメラが阿部(寛)さんや小泉(孝太郎)さんにぐっと寄っていくんです。でも、PMEAの面談の寄りの撮影のときに、監督が急に「みんな! ごめん。俺しつこいよね!?」って。その監督の言葉に、みんな返答に困って一瞬シーンとしちゃったんです。それで、立花役の竹内くんが「監督に何て返したらいいんだろう…?」って真剣な顔で考えていたら、福澤監督が竹内くんに「…怒ってる!?」って(笑)。そういうほっこりさせてくださるところもありましたね。

――佃製作所の社長である、阿部寛さんとのエピソードはありますか?

阿部さんは本当にすごく僕らを見てくださっていて。実は阿部さんと、佃製作所の若手社員みんなでグループLINEを作ったんです。みんな、現場で撮ったオフの写真とか、送り合っています。第9話の放送のあと、阿部さんが「若手の君たちが本当に一生懸命やってくれていてうれしいです。ありがとう!」ってグループLINEで送ってくださって。こういうメッセージを送ってくださるなんて、すごくうれしいじゃないですか! だから僕たちも「最後まで全力を尽くします!」って送りました。本当に尊敬しています。「社長!! ついていきます!」ってなります。

――最終回の見どころは?

阿部さんと小泉さんの直接対決ですね。お二人とも、本当にすごい! それと、僕らガウディチームが成し遂げられるかどうか――。ラストまで試行錯誤してもがきますが、そこも見守ってほしいですね。佃製作所のみんな、本当にいい表情していますので、グッとくると思います。あと、予想も裏切るような展開もある…かも!?

――'16年1月からは今作で椎名を演じた小泉孝太郎さんとドラマで共演ですね。

「下町―」の現場でもお話しさせていただきましたが、次回の作品「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」(テレビ東京系)は、小泉さんは主人公のKYなキャリア警視役で、僕自身は結構コミカルな……、優秀なんですけど、ちょっとオドオドした刑事の役なんです。また全然違う顔を見ていただければと思います!!

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

ほりい・あらた='92年6月26日生まれ、東京都出身。連続テレビ小説「マッサン」('14~15年NHK総合ほか)で森野一馬役を演じ好評を博す。主な出演作に大河ドラマ「花燃ゆ」('15年NHK総合ほか)、SPドラマ「妻と飛んだ特攻兵」('15年テレビ朝日系)、ドラマ「表参道高校合唱部!」('15年TBS系)などに出演。'16年1月スタートのドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」(テレビ東京系ほか)にも出演する


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  • ついに最終回を迎える「下町ロケット」。佃製作所はガウディ計画を成功させることができるのか!?
  • 【写真を見る】堀井は「映ってない場面でも、みんなが作品のために同じ方向を向いて芝居していました。そういう空気も刺激になりました」と振り返る
  • 「鈴木は3人の中で、一番新人で後輩という設定。頑張っている先輩2人がいるのに、あまり出しゃばっちゃいけないと思うだろうなって」と堀井
  • 堀井は「鈴木という役は、難しかったですが、やっていくうちに少しずつ鈴木から学べたことも多かった」と明かす
  • 「“下町”というキーワードに運命を感じた」と「下町ロケット」出演を喜ぶ堀井
  • '16年1月からは「警視庁ゼロ係―」(テレビ東京系ほか)にも出演。主演の小泉孝太郎と「『下町―』の現場で(次の)お話させていただきました」

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下町ロケット(阿部寛主演)

出演者:阿部寛 土屋太鳳 立川談春 安田顕 和田聰宏 今野浩喜 山崎育三郎 中本賢 谷田歩 中村倫也 阿部進之介 竹内涼真 佐野岳  ほか

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    阿部寛

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