1月7日(木)よりTBSほかで放送スタートのアニメ「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」(毎週木曜夜1:46-2.16ほか)が、放送直前スペシャルトークショーを開催。
イベントでは、アニメ「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」第1話の先行上映会と、主人公・橘イツキ役の声優・蒼井翔太、川口敬一郎監督、木村裕也ゲーム「PSO2」シリーズディレクター(セガゲームス)が登壇し、菊地等アニメ「PSO2」プロデューサー(セガホールディングス)がMCを務めトークショーを行った。
本作は、オンラインRPG「ファンタシースターオンライン」の15周年記念作品。近未来の地球を舞台に、オンラインRPG「PSO2」をめぐるプレイヤーたちの物語を描く。郊外にある全寮制の進学校「清雅学園」に通う高校2年生の橘イツキは、2学期が始まったある日、憧れの生徒会長・泉澄リナから生徒会室に呼び出される。
イベントではまず、出演者らが登場し、自己紹介を兼ねてあいさつ。蒼井は「第1話のアフレコ時に『放送は来年ですね』と話していたのに、あっという間ですね」と振り返った。
その後、出演者は来場者と共に第1話上映会に参加。川口監督は「つい、リテークを探してしまった」と漏らしながらも、「丁寧に作られていて、大画面で見ても良かった」と感想を述べた。
学園生活のシーンでは、髪の毛が揺れる動きや大勢の生徒の会話(ガヤ)を入れたり、戦闘シーンでのCGや攻撃音のSEなどゲームの再現をしつつも手を加えていたりと、ただゲームの再現をするだけでなくアニメとしての表現に力を入れている部分を語った。
木村ディレクターは、イツキが駆け出すシーンで「シナリオの長さから『削ろうか』となった時に、監督が『蒼井くんの吐息をみんな聞きたいんじゃないか?』と言っていて。それが何度かあった」と明かした。
息の使い方など監督のこだわりに、蒼井は「収録していて『需要があるのかな?』と思っていた」と不安を感じていたようだが、監督に賛同する会場の反応に、安心した表情を見せた。
また、シナリオの打ち合わせの途中で蒼井の出演が決まっていたことで「ある程度、イツキを蒼井くんのイメージに寄せて考えていた」など監督らの発言に、蒼井は何度も「初めて聞いた!」と驚きの声を上げていた。
そして、蒼井が担当するオープニング主題歌の制作の裏側に話題が移ると、収録に立ち会った木村ディレクターと菊地プロデューサーは蒼井の歌声を絶賛。最初は2つの異なるキーの高さで収録に臨んだが、声が出ないのではと心配されていた高いキーの方が採用されたり、その場の指示で蒼井が10個のキーで歌ったコーラスを重ねたりと、蒼井の歌唱力が生かされた楽曲になっていることが明かされた。さらに、主題歌の冒頭部分が生歌で披露され、来場者は蒼井の歌声に聞きほれていた。
この他、来場者から寄せられた質問に対して、キャストの決め手や作品の見どころについて答えていった。
最後に、蒼井は手のひらに書かれた初回放送時間の変更を読み上げ、会場が笑いに包まれる中、「きょうは、皆さんの『PSO2』に対する愛を感じられる時間でした。1話からどんどん白熱した壮大なストーリーになっていきますので、楽しみにしていてください」と締めくくった。
なお、第1話はTBSでは1月7日(木)深夜2時11分から、MBSでは1月8日(金)深夜3時35分からの放送となっている。
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