岡本夏美に聞く「ボクソール★ライドショー」の魅力
岡本夏美主演による映画「ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出！」が1月16日に公開。ヒロインのナツミを演じた岡本に、作品の見どころなどを聞いた。
本作は、廃校からの脱出を目指す女子高校生アイドル・ナツミ(岡本)、エレナ(渡辺恵伶奈)、キヨ(松本妃代)の奮闘を描いた“脱出ホラー”。日本初の4DX専用映画として制作され、座席のムーブなど9つのアクションを駆使した、4DXのパワーを最大限まで発揮する映像体験ができる。
――オファーが来た時はどのように感じましたか？
「カルト」('13年)以来、また白石(晃士)監督とお仕事できることが、すごくうれしかったです。映画デビュー作品でご一緒させていただいたので、思い出のある監督でしたし、あの白石ワールドで映画が撮れることがすごくうれしかったです。ご縁があってよかったなと思いました。
――日本初の4DX専用映画に出演した感想は？
「初」が付くと、鼻が高くなった感じがしますよね。「一番だ！」という思いもありますし。それがあるからこその期待もあるだろうし、そういうのに答えられるように！と思いました。うれしいことでしたね。また、「台本通りに言わない」「自然な口調で言い回ししていい」「自分の名前でやっていい」「自分の性格に寄せてもいい」など、白石監督のやり方がすごく好きだったので、そういう点ではとてもやりやすかったです。これが白石ワールドだなーと。楽しかったです。
――4DX専用ムービーということで、撮影は特殊な部分があったのでしょうか？
カメラ越しに驚いてる姿をはじめ、私たちのリアクションが劇場のお客さまと同じリアクションになれればいいなーとすごく思っていて、自分も自然なリアクションになるよう意識しました。監督から「本当にリアルに怖がって！」とも言われたので、すごくリアルなお芝居をさせてもらいました。一緒に体験してもらえるような空気だったり、お芝居になってたらいいなと思います。
――普通の撮影と違う難しさはありましたか？
CGが加わる場面の撮影が難しかったです。「ここに何々がいます」「ここから何々が出ます」など説明をよく聞いて、どのような大きさで、どのような感触なのかなど、細かい情報の元、現場にいるみんなのイメージを一致しなければいけなかったので、自分だけじゃできなかっただろうし、難しいなとあらためて思いました。
――役作りをする上で、監督からこういうふうに演じてほしいとか、逆に自分で作り込んだことはあリましたか？
白石監督作品の良さみたいなものを自分の中でもう1回感じつつ、あまり自分とかけ離れ過ぎないようにやることを心掛けていました。あとは、妖怪に立ち向かっていくところなど、「怖いけど、でも助けたい」という気持ちの変化をすごく繊細に演じることができたのかなと思っています。
――全編通じて一生懸命だったと思いますが「特にこのシーンは頑張った！」というシーンがあれば教えてください。
全編きつかったな(笑)。私の役であるナツミから妖怪を倒しに行くということが多いので、ナツミがきっかけに動いたりすることが多いのですが、ずっと追い掛けられている中で、ずっと走り回るというのが地味に一番大変だったかなと思っています。でも、こういう経験もないので、そのシーンもすごく楽しめました。
――実際に4DX劇場で本編をご覧になった時のご感想は？
予想以上でした。期待していた以上でしたので、「こんなに動いてるんだ！」「映画ということを忘れちゃうくらい楽しめちゃうんだ！」と思いました。新感覚だなとびっくりしました。映像の作り方も、4DXも海外作品のような感じだったので、そういうのも面白くて、アトラクションみたいで新しい！
――最後に、本作の見どころについてお願いいたします。
軽い気持ちで、遊び半分で行っちゃおうという気持ちで来てもらうのが、一番いいかなと思います。ホラーが苦手な方でも楽しめるような映画になってますし。普通の映画を見終わった後とは、また違う会話ができて盛り上がり、カップルでも、友達同士でも楽しんでもらえるかなと思います。終始追われている感じなのですが、臨場感や友情みたいなものを感じられる作品になっています。本当に一生懸命、精いっぱい走って、精いっぱい叫んで、精いっぱい戦いましたので、ぜひ一緒に映画を見ていただいて、ちょっとでもこの映画の世界にいるような気持ちで見ていただけたらいいなと思います。皆さん、ぜひ見て、楽しんでください！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)ほか全国で公開中
配給：KICCORIT
【HP】4dxmovie.jp/
