4月4日(月)よりNHK総合ほかで放送される連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のスタジオ取材会が行われ、主演の高畑充希をはじめ、西島秀俊、木村多江、向井理が登壇した。
クランクインから2カ月余り、現場の雰囲気についてヒロイン・常子を演じる高畑は「とにかく楽しく、明るい現場です。まだ(撮影が)序盤なので、子役ちゃんの出番が多くて、にぎやかで、かわいらしく、私も含め大人もずっとふざけています(笑)。…ちゃんとお芝居もやりつつ」と笑みを見せる。
撮影についても「撮影自体は毎日長かったりするので、お芝居を皆でいろんなアイデアを出し合いながら、楽しみながらやっています。絶対に面白くなるので、楽しみにしていてください」と話し、充実感を覚えているよう。
常子の父親・竹蔵を演じる西島は「子供たちとすぐ家族になって、本番よりも、カットかかってからの方がエネルギーを使うという、非常に幸せな、楽しい現場になっています」とこちらも満足げ。
続けて「西田(征史)さんの脚本は素晴らしく、なんだかあったかくて泣ける。これを自分で足したり引いたりすることなく、そのまま皆さんに見ていただくような作品にすることができればいいなと思います。素晴らしい朝ドラになると確信しています」と断言。
常子の母・君子を演じる木村は「現場は楽しくあったかく、これが映像を通して皆さんに伝わるんじゃないかなと、実感しています。このドラマは小さな幸せを積み重ねていくドラマですが、演じながらも小さな幸せを重ねている感じがしています。西島さんが(撮影に)入る前に、結構西島さんが亡くなってしまってからのシーンをいっぱい撮ってしまっているので(笑)、その後、家族で過ごしたシーンを撮影して、『こんな幸せなものが消えていくんだ』と、切なさに胸がきゅんとなったりしました。幸せそうにしている家族を見ながら、幸せのありがたさというものをご覧になる方も感じられると思います」とアピールした。
常子の叔父で、定職を持たない風来坊という役どころの向井は「僕は家族の温かみを感じられるような役ではないんですが(笑)、飛び道具的な役でもあって、出たり出なかったりします。必要ないと思われがちですが、たまにすごく家族の背中を押したりだとか、家族間で話し合えないことをこっそり僕が娘たちに伝えたりだとか、鍵を握る役でもあると思います。僕が出てきたら何かが起こると思って楽しんでいただけたらと思います」と見どころを明かす。
また、撮影現場でのエピソードを聞かれて高畑は、ロケの話を。「地方ロケを11月ぐらいから行っていましたが、夏の設定でずっと半袖で裸足に下駄を履いて撮影していたので寒かったです! (ロケ地の静岡・)浜松はからっ風が有名で、一人のシーンを撮影していると、どんどん気持ちが落ちていっちゃうんです。でも(相楽樹と杉咲花の)姉妹3人で寒いシーンに耐えるときは、逆に楽しくなっちゃって。みんなで『寒いー!』と絶叫しながらやっていました(笑)。私はひとりっ子なので、姉妹がいるという感覚が分からないんですが、もし自分に姉妹がいるとしたら、こんなふうにしんどいことも楽しくなっていったりすることもあったのかなと思ったりしました」と“姉ちゃん”役の胸のうちを語った。
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