ユースケのテキトー発言連発に主演・中井貴一が涙!?
WOWOWプライムで2月13日(土)より放送される「連続ドラマW きんぴか」の完成披露試写会が行われ、主演の中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧ら“悪人”を演じる3人が登場した。
本ドラマは人気作家・浅田次郎の同名小説シリーズを映像化した作品。金よりも、出世よりも“筋”を通して生きてきたが、組織に裏切られた3人の悪党。その無念を見てきた老刑事・向井(綿引勝彦)の下に3人が集結し、彼らなりの方法で“筋”を通そうと行動を開始するストーリー。
昭和任侠を絵に描いたような昔かたぎで不器用なヤクザ・健太役の中井は「世の中が厳しくなってきて、高倉健さんや菅原文太さんがやられていたエンターテインメントが、僕らの商売からもすっかりなくなってしまっている。うそをやっているのだから、うそとして理解してほしいと思い、WOWOWと作った新しいドラマになっています」と仕上がりに自信を見せた。
政治家の罪をかぶった元政治家秘書・広橋役のユースケは「結構こういう役を演じるのは多いので、不安はなかったです」と撮影を振り返った。
政権に反旗を翻した元自衛官・大河原を演じたピエールは「最近のドラマの中では異質ですが、質の高いドラマになっています。3人それぞれの憤りが、5話で一つの世界につながっていきます。最後までお楽しみに」とアピールした。
会見では、ユースケが“テキトー発言”を連発していたが「これは本当に」と前置きし、「シリーズ2、3、映画化、そしてシーズン4、5と続けて、またこの二人と再会したい」とコメント。
また、'11年にWOWOWプライムで放送され、'15年にTBS系でキャストを一新し放送された「下町ロケット」を引き合いに、「WOWOWのドラマは面白いので、いけると思ったら民放でキャストを変えてやっちゃう。このドラマはぜひ同じキャストでお願いします。僕の役がココリコの田中(直樹)さんになるとかはやめてください」と言いたい放題。
ピエールはユースケの“暴走”に時折、目をそらしてだんまりを決め込み、中井はあまりのくだらなさに笑いをこらえきれず「涙が出てきたよ」と目頭を押さえた。
終始笑いっぱなしだった中井は、うそか本当か分からない発言が飛び交う状況に「ピエールさんとユースケは、僕が熱望していたキャスティングだったのに…ちょっと失敗したかな。こんな疲れる会見は初めて」とポツリ。
さらに中井は「地上波で『きんぴか』をドラマ化する際は(中井が演じた健太役に)佐藤浩市、(ピエールが演じた大河原役に)照英さん、(ユースケが演じた広橋役に)ココリコの田中さんになりますので、その節はよろしく」とユースケの悪ノリに便乗し、会見を締めくくった。
ほかにも、ユースケは記者に向かって「僕はフラッシュ恐怖症です!」と呼び掛けたり、会見の第一声で「こんばんは、堺雅人です。本日は-8℃という気温の中、ご来場いただきありがとうございます」と言ってみたり、WOWOWのCMキャラクターを務めるピエールに「ピエールさんもWOWOW加入しないとダメですよ」と絡んだり、写真撮影では「僕『進撃の巨人3』に出演します!」と叫んだり、ユースケ節を“暴発”させていた。
2月13日(土)スタート ※第1話無料放送
毎週土曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムで放送
原作=浅田次郎「きんぴか」シリーズ(光文社文庫刊)
脚本=久松真一
プロデュース=東康之
プロデューサー=浅野澄美
演出=西浦正記
出演=中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧、青柳翔、山本龍二、品川徹、三浦誠己、新妻聖子、村井國夫、岩松了、飯島直子、綿引勝彦ほか