注目イケメン俳優・稲葉友の演技へのこだわり
藤ヶ谷太輔と窪田正孝のW主演で、惣領冬実の同名コミックをドラマ化した「MARS(マース)~ただ、君を愛してる~」(毎週土曜夜0:55-1:25ほか日本テレビほか)。複雑な過去を抱える高校生・零(藤ヶ谷)と、周囲から孤立する高校生・キラ(飯豊まりえ)の恋模様を描く。そんな零の親友でクラスメートの達也を演じる稲葉友に、役作りや今作に懸ける思いなど、さまざまなことを語ってもらった。
――これまで達也を演じられてどんなお気持ちですか?
達也はこの作品において、“箸休め的な存在”というか、みんながドロドロしている中で、純粋に仲の良い零の話を聞いたり、その場をにぎやかしたりして、ほっとする役なので演じていて楽しかったですね。
――稲葉さんから見て達也はどんな人ですか?
考えなしに動いてるように見えて、そんなことなくて優しい人だと思います。どこか危なかっしい零とフラットに付き合えるところもすてきだなって思います。
――役作りはどんなふうにされましたか?
いつも撮影現場でみんなにイジられてたんですけど(笑)。撮影中にお昼ご飯を食べてる時に「そのテンションは稲葉さんですか? 達也さんですか?」って聞かれたくらい、境目がありつつないというか、達也と似ていたのでそんなにガッツリ役作りをするという感じではなかったですね。
ただ、他とのバランスだったり、ここはよりにぎやかにした方が悲しい感じが出るかなとか、ふわっとした感じにした方がいいかなっていうのは、考えながらやりました。
――監督やプロデューサーからはアドバイスや指示はありましたか?
いろんな話をしたんですけど、でも達也については「基本的にバカで元気よく」って言われたくらいで、具体的にこんな感じって話はしてないです。
――稲葉さんはどんな高校生だったんですか?
勉強もほどよく頑張って、文化祭とか体育祭があると張り切って楽しむ充実した高校生でした。
――撮影現場では、皆さんとどんな話をしていましたか?
たわいもない話で盛り上がったり、誰かが携帯アプリを始めると、他の人も始めたりして(笑)。高校生のようにみんなで同じことにはまったりして(笑)。僕は重いシーンがなかったっていうこともあるかもしれませんが、撮影現場はいつも明るかったです。
――この作品に限らずに、演じるために日頃から何かしていることはありますか?
お芝居って感情だけでなくて、体も表情も声も全てを使うので、いつでもそれを使えるように、常に準備をしておくことですね。アクションシーンがある役がきたら、そういう動きができるような体力が必要だし、生活の全てが仕事に還元されると思うので、日々気を付けて生活しています。
以前、喫茶店が舞台の演劇に出演したことがあったんですけど、その時はいろんな喫茶店に行って、喫茶店の雰囲気を感じ取ることで、演じる時の想像に役立てました。あと特徴がある役だったら、そういう人と話して特徴をつかんだりしています。
――今後の見どころをお聞かせください。
達也と晴美(山崎紘菜)がいい感じになるかもしれないっていうところにも注目していただきたいし、いろいろ衝撃的な展開があるので、お見逃しなきようお願いします!
――今後、挑戦したい役はありますか?
日常の中で一人で悩みにぶつかっている役とか、一人で何かと闘っているような人間らしい役をやりたいです。それか真逆のSFの世界の作品とか、いろんなことに挑戦していきたいですね!
毎週土曜夜0:55-1:25ほか
日本テレビほかで放送中