「子供には見せられない!」内田理央のふんどし姿裏話
映画「血まみれスケバンチェーンソー」が、3月5日(土)に東京・シネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかで公開される。
同作品は、三家本礼の人気同名コミック(KADOKAWA刊/コミックムービーにて連載中)を実写化した強烈スプラッタアクションムービー。天涯孤独に生きる無頼派のスケバン、鋸村ギーコ(内田理央)がチェーンソーを武器に、クラスメートたちを次々とゾンビに変えて学校支配をもくろむ天才的なマッド・サイエンティストの碧井ネロと死闘を繰り広げるというストーリー。
今回、同作で初主演を務め、セーラー服姿にふんどし、下駄といういでたちのギーコを演じた内田にインタビューを行い、役どころや作品に込めた思いなどを語ってもらった。
――映画初主演ということですが、初めて出演の話を聞いた時の感想は?
いきなりお話をいただいたのでびっくりしましたし、うれしかったです。それと同時に、原作がとても面白かったので責任も感じましたし、スケバン役ということですごくドキドキしました。
――かなり特殊な世界観の作品ですが?
お話をいただく前に原作を読ませていただいたのですが、こういったスプラッタ要素があるものは苦手ではなかったので、すごく楽しめました。コミカルで爽快で、純粋に面白かったです。この作品には「マイノリティーの人でも自分に自信を持って頑張ろう」というメッセージが込められていて、すごく共感できました。
――ギーコは変わった役柄だと思いますが、演じる上で意識したことは?
とにかく原作を読み込んで、自分の中のイメージに忠実に演じました。初めてのスケバン役については、声のトーンを落として、不良がよく使う“巻き舌”を使うように心掛けました。
――役の印象は?
不良なので“良い子”ではないのですが、芯が通っている子なので憎めない存在。クラスで孤立していても気にしていないですし、“芯を持って筋を通す”ところは格好いいなって思いました。肉体的にはもちろん、精神的にもすごく強い女の子なので憧れました!
――ご自身との共通点は?
「私もふんどしをはいています」って言いたいところなのですが、はいていないんですよね…(笑)。強くて、自信があって、自分の意見も言えて、という私にはないところをいっぱい持っている子なので、共通点はあまりありませんでした。ただ、憧れの存在だからこそイメージが湧きやすくもありました。
――ふんどし姿が話題を集めていましたが?
私自身、こんなに話題になるなんて思っていなかったので、すごくありがたかったですね。ちょうど「仮面ライダー(ドライブ)」の後だったというのもあると思うのですが、ネットやファン皆さんからの驚きの声をいただいて、「こんなに衝撃を受けてくれるなんて!」と驚きました。
――初のふんどしの感想は?
違和感はありました(笑)。常に「ふんどしをはいてるな」という、これまで感じたことのない新たな感覚で。ただ、ピチッとした感じで、脱ぐのも面倒だったので、映らないところでも着替えずそのままにしていたら、皆さんが逆に気にしていましたね(笑)。
――「仮面ライダー」ファンの子供たちには見せられないですね(笑)。
見せられないですよ! 見せられない、絶対っ!! でも、大人になった時に「こんなのやってたんだ…!」って思ってくれたら面白いですよね。今は夢を壊せないですから!(笑)
――印象に残っている撮影は?
廊下で迫ってくるゾンビを次々と倒していくシーンはとても爽快で、「無敵ってこういう感覚なんだな」って悦に入っちゃいました。また、ネロ役の山地まりちゃんとの対決のシーンでは、お互い本当に疲れている中での撮影だったのですが、役柄上でも体力を消耗しているお芝居だったので、すごく真に迫ったものになったと思います。
――好きな人の前では、ギーコの乙女な部分も出てきましたが?
「こんな子でも恋するんだな、かわいいじゃん」と思ってもらえるよう、ガラッと変えて演じました。このシーンは原作にはないところなので、ギーコのギャップに衝撃を受けてもらえたらな、と思っています。
――ご自身も好きな人の前では変わってしまいますか?
男女関係なく、好意を持っている人の前では変わってしまいますね。普段はよくしゃべるのですが、好きな人の前ではしゃべれなくなっちゃうんです(照)。だから、告白とか絶対できない!(赤面)
――どんなタイプの男性が好きですか?
守ってくれるような、頼もしい人! やっぱり守られたいですから。あとは、私がすっごく優柔不断なので、食べたい物とかすぐに決めてくれる人がいい。そういう意味で男らしい人がいいかな。
――最後にメッセージをお願いします!
原作ファンの方は、また違ったものとして新しい衝撃を受けることができると思いますし、ツッコミどころが満載で爽快な作品ですので、スプラッタ映画を普段見ない方も気軽に楽しめる作品になっていると思います。また、ファンの方はこのビジュアルで衝撃を受けてくださったように、映画館ではもっと衝撃を受けてもらえると思うので、ぜひ映画館でご覧ください!
3月5日(土)公開
東京・シネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか