熊本県の営業部長兼しあわせ部長を務めるくまモンが、熊本の名産をPRするため制作したという動画が、「くまもと赤の本気モン」WEBサイトにて公開されている。
今年度、蒲島郁夫熊本県知事から「“くまもとの赤”を今年こそ本気でPRしてください」という指令を受け取ったくまモンは、'15年10月にトマト畑を搭載した特別仕様のトラック「トマトラ」で、熊本から東京まで約1200kmの道のりを走破。日本縦断プロジェクトを実施し、大成功を収めた。
そして今回、くまモンはさらなる「くまもとの赤」の認知度アップのため、誰もが認める熊本名物「馬刺し」と、トマトと同じく熊本が生産量全国一位を誇る「すいか」を“本気”でPRすることに。そこで制作されたのが「バサシップ」「フライングすいか」という2本のPR動画。
「バサシップ」には、前福岡ソフトバンクホークス監督・秋山幸二が出演。動画は秋山が現役時代、顔に死球を受けた際にある人から届いた馬刺しの贈り物をおいしく食べたところ、実は湿布用に贈られたものだったというエピソードが、再現VTRを交えながら映像化された。
古来から「負傷した患部に馬刺しを張る」という治療法が存在するが、そんな馬刺しの知られざる魅力(?)をアピールしつつ、「馬刺しは食べるもの」というスタンスを崩さない秋山の姿がコミカルに描かれている。
一方の「フライングすいか」には、エスパー伊東が出演。これは熊本産すいかが3月初旬から“飛ぶように”出回り始めることをPRするため、一般的には夏の風物詩である「すいか割り」に、エスパーが阿蘇くじゅう国立公園のスキー場でチャレンジするという内容。
一面の雪景色の中、エスパーが必死にすいかをたたき割ろうと奮闘する姿を、どこか哀愁を帯びて描いたシュールな仕上がりとなった。秋山とエスパーが、それぞれのアプローチで体を張って挑んだ動画を目撃しよう。
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