連続テレビ小説「あさが来た」(NHK総合ほか)のクランクアップ取材会が行われ、撮影を終えた主演の波瑠、玉木宏、宮崎あおいと、取材会に急きょ駆け付けた三宅弘城、山内圭哉、小芝風花、吉岡里帆、工藤阿須加、そして脚本の大森美香が登壇した。
撮影シーンはネタバレを避けるために取材陣には公開されなかったが、取材会に姿を見せた一同は皆、目を赤くしており、感動のクランクアップとなったことをうかがわせた。
撮影を振り返り、ヒロイン・あさ役の波瑠は「無事にきょうという日を迎えられて本当にうれしいです。支えてくださった皆さんのお力があってのことだと思っています」と涙を浮かべた。
あさの夫・新次郎役の玉木は「僕自身も長い、決してあっという間では言えない10カ月間を無事ゴールすることができて、非常に感慨深く思っています。ここに来ることが当たり前だと思っておりましたが、ゴールを迎えてしまうと、当たり前じゃないんだなと思ってしまいます」と寂しそうな表情を。
あさの姉・はつ役の宮崎は「いろんなことを実現しているあさちゃんの姿を見て心が動かされ、感動することもありました。大きくなってよかったなと親心で見守っていた気がします。無事に撮影を乗り切れて、元気に終われて、おめでとうございます。お疲れさまでした」と、共に撮影を完走した妹にねぎらいの言葉を掛けた。
昨年5月のクランクイン時から変わったことについて波瑠は考えた末、「体重が絶対に変わりました! 『痩せたね』と最近言われるので、そぎ落とされたかな、いろんなものが…」。玉木は「僕は体重を増やしました。6kgくらい」と答え、夫婦二人で補い合い、息の合ったところも見せた。
脚本の大森は「ちゃんとした時代劇を連続テレビで描くということがいかに大変なことなのかということを実感しました。また、東京で書いていたのでなかなか大阪に来ることができなくて皆さんと触れ合うことができない中で、いつも皆さんから届く映像から力をもらって描き進めました。これだけのものを準備して撮影していくのがどれだけ大変かということを感じながら描いていました。これからもどんどん面白くなって駆け抜けていくお話ですので、これからもどうぞよろしくお願いいたします」とアピールした。
「あさが来た」の最終回は4月2日(土)。世間を魅了し続けてきた波瑠と玉木による“奇跡の夫婦”の行く先が注目される。
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