「黒い樹海」北川景子『“甘えん坊”を強調しました』

2016/03/13 06:00 配信

ドラマ

松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第二夜「黒い樹海」に出演する北川景子

松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第二夜「黒い樹海」に出演する北川景子

3月13日(日)放送の「松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第二夜『黒い樹海』」(テレビ朝日系)で、主人公・祥子を演じる北川景子にインタビュー。初めての松本清張作品に臨んだ感想や撮影エピソード、共演者の印象などを語ってもらった。

――本作の脚本を読まれた印象を教えてください。

松本清張に対するイメージがいい意味で壊れました。これまで大人の男性が主人公で、男女の愛憎劇がメーンの作品が多い印象でしたが、これは若い年代の女性が主演で、男女関係と言っても自分ではなく、姉の話がメーンになっているので新鮮です。現代と過去を行き来する2つの物語があるというのも新鮮ですね。

原作は私が生まれる前に出版されている古い本なので、その本をうまく現代に変換した脚本だなと思いました。それこそ携帯電話もPASMOもなかった時代の話なのに、うまく現代風にトリックも書き換えられているので、単純に読み物として引き込まれて読んでしまいました。

――祥子のキャラクターについてはどう思われましたか?

台本を読んだとき、祥子の性格のヒントが少ないなと思いました。最初に数シーン、姉が生きているシーンがあって、楽しい買い物帰りとお鍋を食べているシーン、そして出掛ける朝のシーン。そこでお姉さんのことが大好きで、慕っていたのだろうなということが分かったのですが、それくらいしか感情の部分を知る手掛かりがなくて。基本的には姉を亡くした妹なので、ずっと沈んだ感じの表情、ト書きが多かったですし。クランクインも姉が亡くなった後のシーンからだったので、余計に暗めの印象を抱きました。

服装もごく普通で、キャラクターの部分は演じながら作っていきました。小池栄子さんが「しっかり者のお姉さん」という雰囲気でやられていたので、それと対比した感じにするには、甘えん坊な感じなのだろうなと思って、意識的にそういう仕草を取り入れて。姉のことが大好きだったからこそ亡くなった後にズシンと打ちひしがれた、という部分が見えるように甘えん坊の部分を強調して演じていました。

――長野の雪山でのロケだったそうですが、ロケはどうでしたか?

やはり寒かったですね(笑)。結構、服も着込んでいたんですけど…。でも、ロケーションはきれいな場所ばかりでしたし、空気も澄んでいたので、不快感のある寒さではありませんでした。

――長野ならではのグルメなどは食べられましたか?

あまり空き時間に何かを楽しむこともできなかったのですが、信州そばを食べました。信濃大町駅でロケをした後、ちょっとだけ時間が空いたので食べに行ったんです。大町市役所の方に教えていただいたのですが、とてもおいしかったです。ちなみに私は月見そばを食べました(笑)。

――姉を演じるのが小池さんですが、小池さんに北川さんの印象を聞くと「女性から見てもキュンキュンするし、ずっと共演したかった」とおっしゃっていましたが、反対に小池さんの印象は?

そうなんですか?小池さんは本当にすごい役者さんですし、私の方こそずっと共演したいと思っていました。いろいろな作品を拝見しましたが、最近は舞台にも積極的に挑戦されていて、幅広い役をやってらっしゃるので、勉強させていただこうと。

今回、台本上はせりふがないところで、仲の良い姉妹の雰囲気を出すためにアドリブでおしゃべりをしながら歩くシーンがあったのですが、ずっとリードしていただきました。そういうナチュラルなアドリブのお芝居もできますし、芝居の合間はサバサバしていて芯の通った方という印象で、とてもからっとしていて気持ちのいい方です。

――そのアドリブのシーンですが、北川さんがアドリブで小池さんの腕をギュッと組まれたとき、小池さんは「ドキッとしちゃった」と興奮されていましたよ(笑)。

え~!(笑) 男の子みたいなことをおっしゃいますね。やはり、小池さんは“オトコ気”がある方ですね(笑)。

――シリアスな作品ですが、全体を通して特に印象に残ったシーンやせりふはありますか?

姉が亡くなってからの沈んだ祥子の描写がほとんどなので、一番楽しくて印象に残ったのは、生前のお姉さんとの鍋のシーンです。それと、沢村さんとお芝居したのも今回初めてだったのですが、せりふというより沢村さん演じる西脇が、自分の気持ちを一人でしゃべるシーンはとても強く印象に残っています。

演じられた沢村さんの見ている人を納得させるお芝居の持っていき方、その絶妙な“加減”もとても勉強にもなりました。

――他にもたくさん個性的な役者さんが出られていましたが、他の共演者の方ともお話できましたか?

山本未來さんとお話させていただきました。以前からずっと共演したいと思っていたのですが、休憩中などに世間話をたくさんさせていただきました。深い演技の話ではなく、本当にたわいないお話でしたが、とても美しい方なので間近で見られただけでうれしかったです!(笑)

――話が変わりますが、北川さんの今のマイブームって何でしょうか?

最近、家のテレビを「4Kテレビ」にしたんです(笑)。なので、暇さえあれば家でひたすらテレビを見るのがマイブームですね。その他では、料理をしたり、家で何もせずにのんびりしたりする時間が好き。それにネコも飼っているので、ネコと戯れたり、ネコと一緒にテレビ見たりしてリラックスしています。

――どういったものを見られるんですか?

3番組同時に録画できるようになったので、録画したものをザッピングして見ています(笑)。今は、いろいろなドラマやバラエティーを勉強の意味も込めて見ていることが多いですね。最近はこういう人が人気なのだな…とか、こういう撮り方をしているんだな…と思いながら見ています。

――では、最後に見どころを教えてください。

松本清張ファンの方は絶対に好きな作品だと思うので、ファンの方はもちろん、あまり見たことがなかった人も楽しんでいただけると思います。祥子が姉の死の原因を探るうち、死の原因だけでなく姉の知らなかった顔がどんどん明らかになってきて、自分は彼女のことをどれだけ分かっていたのかと悩むんです。

主人公が苦悩しながらも一歩一歩成長していく、ある意味成長物語だと思うので、サスペンスに苦手意識を持たれている方も、人間ドラマとして楽しんでいただけると思います。肩肘張らず、最後までのんびりご覧いただけたらうれしいです!

「松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第二夜『黒い樹海』」
3月13日(日)夜9:00-11:10
テレビ朝日系で放送

衣装協力=タータンスキニーパンツ(タータンショップヨーク/株式会社 ザ チェック トレーディング)
ヘアメーク=富田晶(MARVEE)
スタイリスト=西ゆり子(C.コーポレーション)、市原みちよ(C.コーポレーション)

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