広瀬すずとの共演で話題沸騰中の松岡広大を直撃!
3月24日からオンエア中の「シーブリーズ」のCMで広瀬すず、中川大志と共演。さらに、夏に再演の決まった2.5次元作品「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」で主役のうずまきナルトに扮(ふん)する注目のイケメン・松岡広大にインタビューを行った。
――CMの撮影を振り返ってどうでしたか? 大変だったことはありましたか?
僕は純粋に楽しんで撮影に臨むことができました。まず、スタッフさんとキャストのみんなの仲がすごく良かったのが印象的でした。僕たちの思っていることに共感していただいてありがたい現場でした。
――「シーブリーズ」CM出演に当たり、何か心掛けたことはありますか?
これまでお二人が演じていた姿を見ていて、「爽やかでいいなぁ」と思っていました。実際に撮影に入って、今までに抱いていた爽やかなイメージをキープしつつ、今の自分だからこそできる等身大の演技をしようということを意識しました。
――広瀬さん、中川さんは同世代ですが、現場ではどんな話をされていたのですか?
休憩中は積極的にコミュニケーションを取るようにしました。お二人は前回も「シーブリーズ」のCMで共演されていたので…。そのかいあって、すっかり仲良くなれました!(笑)
――今回、“サンカク関係”という設定だったのですが、CMの見どころは?
“サンカク関係”は普通にあり得るようなことで、甘酸っぱさとか、行くにも行けないもどかしさとか、同世代はすごく感じていると思うので、それをしっかり感じてもらえるように頑張りました。細かい心情というのを見ていただけたらいいなと思います。
――「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」ですが、再演おめでとうございます! 再演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?
ただただ、うれしかったです。また、(うずまき)ナルトとして舞台に立てるのが、すごくうれしいなと思いました。今回は公演の時期がちょうど夏休みなので、家族連れなどいろいろな方に見ていただきたいです。
――再演で変えたいところや磨きたいところはありますか?
全体的に芝居をより深いものにしたいなと思っているので、また台本を読み込んでいろいろな人と演技を合わせたいです。動きに関しては、見ている人を驚かせるようなパワーアップした動きにしていきたいです。
――昨年の公演の時のことについてもいくつかお伺いしたいのですが、昨年主役に決まった時の率直な気持ちをお聞かせ下さい。
「NARUTO」は知っていたのですが(漫画を)読んだことはなかったので、まずは作品を読むことから始めました。読むにつれ、キャラクターの重圧もあり、最初はふさぎ込んでいたのですが、稽古場に入ってからは周りの人に支えていただきました。そのうち、伸び伸びといろいろ試すことができるようになりました。
――ナルトを演じるに当たり、アクションなどの参考にされたものはありますか? また、役作りのために、日々どのようなことをされていましたか?
アニメを見て声優さんのイメージに固執してしまうといけないなと思ったので、僕は漫画の原作だけ読んでイメージをつかみました。ナルトは一つのことを絶対曲げない、どんなに失敗してもくじけない一貫性を持ってやるというところがあるんです。稽古場では失敗すると恥ずかしいと思うことも、どんどん挑戦していました。それが役に近づくと思っていたので…。自分の中で決めたことはしっかりやるということを、日々心掛けていました。
――アクションシーンが多いですが、体を鍛えるために何かされていましたか?
ランニングと体幹トレーニングを毎日行っていました。公演中も、舞台が終わってから20分くらい約5km走っていました。ヒートテック着て、ニット帽かぶって、マスクして、首にタオル巻いて、レギンスをはいて(笑)。とにかく体を温めていました。
――お気に入りのシーンやお薦めのシーン、大変だったシーンはありますか?
霧隠れの里の桃地再不斬(ももちザブサ)が大きい刀を持って闘っているのですが、稽古場では何回か自分に当たってしまったりして。練習すればするほどリアリティーが出たので、そこは見どころです。大変だったのは殺陣のシーンです。どれも危険を伴うので、殺陣のシーンは全神経を集中させて本番でも何度も微調整しながら、確認していました。殺陣はもちろん、アクションをやるのも初めてだったので、かなり練習しました!
――これまで「テニスの王子様」「NARUTO-ナルト-」をやられているのですが、ご自身にとって2.5次元作品とはどんなものですか?
2.5次元って、「これを生身の人間がやったらどうなるんだろう?」って誰しも思うことをかなえているので、夢を与えるという点ではすごくすてきなジャンルだと思います。
――初舞台は岸谷五朗さん演出の「FROGS」(‘13年)ですが、その時に比べての成長はどんなところに感じられますか?
根本的には「FROGS」で教わったものは、今も変わらないです。あの時の経験と教わったことが、今の舞台に生きていると思うので。学んだことといえば、周りのキャストを信じてやることがとても勉強になりました。「NARUTO-ナルト-」では、特にそう感じます。岸谷さんが公演を見に来てくださったのですが、その時に言われたことが、「このカンパニーでおまえが真ん中でできるのはすごいことなんだから、いろいろな人との縁に感謝して演じなさい」でした。岸谷さんに言われて、“謙虚さ”という部分で役者として、人としての在り方は勉強になりました。心に響く一言でした。
――最後になりましたが、ファンの方へのメッセージをお願いします!
「NARUTO-ナルト-」は家族愛とか人間の情に訴えかけるようなものが多いと思うので、忘れていた物を気付かせてくれる作品だと思います。いろいろな特殊演出があるので、初めて見る人も楽しめると思います。「シーブリーズ」のCMは、特に同世代の方に見ていただきたいです。甘酸っぱさとか、学生ならではの雰囲気を出しているので。昨年同様web連動もしているので、そこも楽しんでいただきたいと思っています。
シーブリーズ トライアングルストーリー
「すずと大志」篇/「すずと広大」篇(各15秒・30秒)
全国オンエア中
【HP】www.seabreezeweb.com/triangle/
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」
出演=松岡広大、佐藤流司ほか
'16年夏
大阪公演:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京公演:AiiA 2.5 Theater Tokyo
【HP】www.naruto-stage.jp