今田耕司＆福澤朗「なんでも鑑定団」初収録の感想語る

バラエティー

2016/03/20 00:00

テレビ東京系のバラエティー番組「開運！なんでも鑑定団」(毎週火曜夜8:54-9:54ほか)が4月5日(火)のOAからリニューアル。初回収録後の記者会見に司会の今田耕司と福澤朗が出席した。

今田は「鑑定団はいろんな事情があって、ある意味、僕にとっては事件性のある番組ですね。そういうこともあって、長寿番組でありながらも新鮮な番組ですね。30年目に向けてまた新しい歴史が続いていくんだなという感じがしました。

若干、スタジオの広さが気になりますが(笑)。そういうことも、新しいチームで修正しながら楽しんでいきたいなと思います。福澤さんに来ていただいて、石坂さんとは違うポジションでいてくれるのでそういう意味でも違う楽しさがあります」とあいさつ。

新たに司会に加わる福澤は「きょうほど自分の目を疑った日はないですね。手元にある原稿はしっかり読む自信はありますが、鑑定士の方が出してくださる数字(鑑定額)に本当にこれでいいんだろうか？と、(判決のボタンを押す立場で)絶対に間違えてはいけないというプレッシャーがありました。

初めて『インディ・ジョーンズ』を見た時のような。『え？　こうなるの？　ここでこうなっちゃうんだ』と、ドキドキわくわくのハリウッド映画のような気分でした」と感想を語った。

福澤について今田は「1本目と2本目の(収録の)間に、ご自身で(段取りを)修正されて2本目に挑まれているのが分かってプロだと思いました。依頼人の方のフォローとかもね。収録続ければ続けるほど、どんどん新しいコンビネーションが生まれてくるんじゃないかと思いますね」と期待を寄せた。

一方福澤は「依頼人の方にしてみれば一世一代の大一番ですからね。(鑑定額によっては)プラスに働く方もいますし、失意のドン底という方もいらっしゃるわけですからね、そういう方をどうフォローしていくのか。思い出の品としては素晴らしいものですからね」と司会の難しさをあらためて実感した。

今田からは「そういうドラマがあるのが、この番組ですから、ドラマを見ている方に伝えられるようにやっていきたいなと思いますね。とりあえず、リニューアル一発目の収録をしましたので、確実にオンエアはチェックさせていただきたいと思います。リニューアルしてどれくらい発言が使われるのかというのは注目ですね。非常に楽しみにしています」との発言も。

記者からの「司会を務めるに当たり、これから心掛けようと思うことを教えてください」との質問に福澤は「依頼人の方が、どれだけ思い入れが強いかどうかが重要ですからね。これまでの人生を詳らかにして、結末を迎えるということなので、物の知識というよりも、その方の素の部分を掘り下げていきたいと思っております。依頼人の方の緊張感を少しでもほぐして普段通りの表情を引き出してあげたいですね」と笑顔を見せた。

また「できるだけ放送で使われるにはどうすればいいか今田さんから福澤さんへアドバイスを」というお願いに、今田は「アドバイスとしては、できるだけ依頼人に近づいておけば映れるんじゃないかと思いますね(笑)。発言の方は、われわれが発言するとうよりも、依頼人の発言をどう引き出すかが大事だと思いますね」と話した。

さらに、「リニューアル初回の収録を終えて雰囲気が変わったと思うことは？」と聞かれた今田は「今までは石坂さんがいたので、ちょっとした分からないことをすぐに聞いていたんですが、あれ？　きょう(から)聞けない！　急に育ての親がいなくなったような。石坂さんには失礼ですけど、ちょっとしたカンペのような感じですぐに聞いたら情報が聞けたので、誰に聞けばいいんだろうと思いました」と明かした。

そして、「初回収録を終えての手応えは？」という質問に、福澤は「司会者の仕事って二つあると思うんですけれど、オンエア上使われるコメントを発することと、お客さんとの空気を絶対に下げさせないということ。司会業は両方ともやるべきだと思っているので。

極端な話、僕のコメントが何秒使われているか、もしくは使われていなくても、その場の空気を下げさせなければ仕事としては成功したんだろうなというふうに思っております。そういった部分での自信はあります。何秒使われる使われないは、全部番組制作スタッフにお任せですよ」と力強く語った。

最後に、今田は「福澤さんの言いたいことは、いくらでも切ってくださいということです。スタッフの皆さん安心して福澤さんのコメントは、バンバン切って大丈夫ですから」と話し、会場は笑いに包まれ会見は終了した。