「民王」貝原スピンオフに続きシットコムの配信が決定

2016/03/23 10:03 配信

ドラマ

「民王 番外編」で主演を務める高橋一生(C)池井戸潤「民王」/テレビ朝日

昨年7月期に、金曜ナイトドラマ枠で放送された「民王」(テレビ朝日系)が、4月15日(金)、22日(金)の2週連続で新作を放送するというニュースも「民王」ファンを中心に大きな話題を集める中、今回さらなるサプライズが発表された。

4月22日(金)の貝原スピンオフの放送後、「民王 番外編 秘書貝原と6人の怪しい客」と題したネット配信限定のショートドラマが制作・配信されることになった。

タイトルの通り、番外編の主人公は内閣総理大臣・武藤泰山(遠藤憲一)の公設第一秘書、貝原茂平(高橋一生)。ある事情から、おバカな若手2世議員の教育係の任に就いた貝原の苦悩と奮闘を描く、毎話10から20分・全6回の爆笑必至シットコム(シチュエーションコメディー)ドラマだ。毎週「au ビデオパス」「テレ朝動画」にて一話ずつ配信されていく。

連ドラ放送時から、圧倒的な女性人気を誇っていた高橋演じる秘書・貝原。“クールで毒舌、抜群に仕事はできるが女性には弱い”という貝原の絶妙なキャラクターは、瞬く間に多くの女性たちをとりこにし、検索ワードランキングの上位に踊り出たり、女性漫画家たちが独自にイラストを発表したり、と想像以上のムーブメントを起こした。

今回のネット配信限定ショートドラマ「民王 番外編 秘書貝原と6人の怪しい客」は、そんな大人気キャラクター・貝原が主人公の新作。主である泰山から、若手2世議員の教育係を任された貝原は、“政界三大おバカ息子”として名高い鶴田航の元へ。おバカな航の教育だけでも大変なところに、選挙区からやっかいで怪しい陳情者が続々訪れ、さらなる苦悩と奮闘を余儀なくされてしまう。

連ドラ「民王」ではおバカな大学生・翔(菅田将暉)が、つつがなく総理大臣を務められるよう陰ながら支え続けた貝原だが、今回は無事に航を一人前の議員として育て、次の選挙でも当選させることができるのか。

貝原をはじめ、内閣官房長官・狩屋孝司役の金田明夫といった「民王」おなじみの出演者に加え、宇宙レベルのおバカ2世議員・航役に若手注目株の矢野聖人、航の世話をするお人良しの秘書・花山夏樹役にバラエティーや演劇界など多方面で活躍するラサール石井、失礼な物言いの腰掛け秘書に演技派女優・佐津川愛美が新キャストとして登場。

また、各話に登場する“怪しい陳情客”役のゲストにも、野間口徹、橋本さとし、六平直政、新妻聖子といった、個性派俳優陣がズラリ。

今回は連続ドラマ「民王」のメーンスタッフに加え、脚本家や演出家に新たなクリエーターたちが参画している。古厩智之監督、松田礼人監督らがメガホンを取り、脚本も新進気鋭の徳尾浩司、吉田ウーロン太、池谷雅夫などさまざまなフィールドで活躍するメンバーが“民王ファミリー”に加わり、新たな化学反応を起こす。

シットコムスタイルで新たに生まれ変わった「民王」の広がり続ける世界。“春のテレ朝「民王」まつり”で、笑い転げてけがをしないように!

あらためて、貝原を演じる高橋は「連ドラのときから皆さまが評価してくださった結果、このような(番外編という)形につながったのだと思っています。連ドラ、スピンオフに加えて、また新しい『民王』の世界が広げられたことは、すごくうれしいです。今回は泰山さんも翔くんもいないので、相手が替わったところでも、“貝原でいられるか”ということを常に考えていました。

人ってすごく多面的な部分を持っていると思うので、それを番外編の貝原で表現できていればいいな、貝原の人格を立体化していければいいなと期待しています。これまでとはちょっとだけずれた側面から貝原を見てもらえたらと。また、シットコムをやってみたかったので、こういうふうになるんだ、と知ることができた喜びも大きかったです。

最初はとにかく不安でしたが、毎回異なる監督が“貝原をどう料理してくれるのか”を楽しめました。ぶっ飛んでいるところもありますが、1話1話のストーリーがしっかりして完成されたものになったと思っています」と、意気込みを語った。

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