4月3日(日)よりAT-Xから順次放送予定のアニメ「くまみこ」(TOKYO MXでは4月3日(日)放送開始、毎週日曜深夜0:30-1:00ほか)第1話の先行上映イベントが開催。「熊出村 村おこしプロジェクト」としてアニメ第1話上映会の他、メーンキャラクターを演じる声優の日岡なつみ、安元洋貴、興津和幸、喜多村英梨が登壇しトークショーを行った。さらに“Fullfull☆Pocket”のメンバーで、本作のオープニングテーマでソロデビューを果たす花谷麻妃が、オープニングテーマを披露した。
本作は、「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA刊)で連載中の同名漫画をアニメ化。クマを奉る神社の巫女(みこ)で都会に憧れる女子中学生・まちと、言葉を話せるヒグマのナツを中心に田舎の人々の交流を描く日常系コメディーとなっている。東北地方の山奥に暮らすまちは、都会の学校へ進みたいと後見人(人?)のナツに相談。世間知らずのまちを心配するナツは反対するが、まちに都会で生きるための試練を与える。
まず、進行を務める雨宿良夫役の興津が、原作者・吉元ますめが特注したという村おこしプロジェクトの法被を着て登場。続いて着ぐるみのナツも現れ、二人で作中の「熊出村」の良いところを紹介することに。“巫女”や“川”など作品に関わるキーワードを興津が読み上げ、ナツがジェスチャーゲームのように体で表現していく。
次第に難易度の高いワードになっていき、突如ナツから「できるか!」と声がしたかと思うと、中からナツ役の安元が登場。会場からは驚きの声と拍手が上がる中、安元は「1回入ってみたいって言っちゃんだよね…ゆるキャラの中に入るのは、ユルくないね」と、着ぐるみの大変さを実感の込もった声でつぶやいていた。
その後、第1話が上映され再び興津が登壇すると、日岡、安元、喜多村を呼び込みトークショーがスタート。作品による初めてのイベントということで、おのおのが演じるキャラクターについて紹介していく。巫女の衣装を着たまち役の日岡は、会場からの「かわいー!」という声に照れた笑顔を見せる。まちについて「不思議な環境で育ったせいで、実際の都会の知識や経験がない」ことを説明しようとするが、緊張のせいでうまい言葉が出てこなかったのか「合ってます?大丈夫ですか?」と困惑していた。
そんな日岡をフォローするように、安元がナツを紹介。「しゃべるクマで、保護者立ち位置。異常に家電に詳しいところは、自分とシンクロする」と簡潔にまとめると、興津からは「まんまじゃん」とツッコミが入る。だが、イベント慣れしたトーク力に、日岡から「さすがですね」と自然に感心され、安元が困った表情を見せると会場は笑いに包まれた。
次に、興津が「良夫は一見軽薄だけど、心には村を盛り上げようと熱い思いがある。でも、盛り上げようとして周りがついてこなくて、空回りしてみんなを困らせる」と分析する。日岡が興津に「さすがですね」と声を掛けると、すかさず安元は日岡に対し「(合いの手を入れるの)面白いと思ってるだろ」と指摘。日岡は、「さっきウケたから、もう一回言いました」と告白し、来場者の笑いを誘っていた。
喜多村演じる酒田 響は、第1話に登場していなかったということで、先にダイジェストVTRを上映。その上で喜多村は、「見た目と行動力がヤンキー節。でも、演じていくうちにストレートな部分だけでなく、心情の変化や女の子らしい部分など難しいシーンもあってやりがいがあった」と明かした。
続いて日岡、安元、喜多村の3人は、第1話で行われていた「都会っ子クイズ」に挑戦。都会っ子なら誰でも正解できるというクイズで、安元と喜多村が渡された画用紙に落書きを始めたり、安元のひねりのきいた回答や日岡らの珍回答が飛び出したりと盛り上がる。
そして、花谷によるライブが行われ、最後に日岡は「オーディションを含めて長い間、ずっと自分の中で“くまみこ”と生きていたので、自分たちだけじゃなくて、みんなの中でも“くまみこ”が生きていくと思うと、忘れられない日になりました。日岡なつみ自身も、まちと一緒に成長していけた作品だと思うので、これから最後まで楽しみにしてください」とコメント。全員で「くまみこ、サイコー!」と腕を上げて、イベントを締めくくった。
なお、3月25日(金)から3月27日(日)まで、東京・東京ビックサイトで行われるAnime Japan 2016のオープンステージにて、「『くまみこ』スペシャルトークショー ~熊出村 村おこしプロジェクト in AnimeJapan~」を開催。先行上映会と同じく、日岡、安元、興津、喜多村、花谷が出演するステージは、3月26日(土)朝10時20分から誰でも観覧自由となっている。
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