4月11日(月)にスタートするフジテレビ系の連続ドラマ「ラヴソング」の制作発表会見が4月4日に行われ、主演の福山雅治、共演の藤原さくら、菅田将暉、夏帆、宇崎竜童、水野美紀が出席した。
同作は福山演じる元プロミュージシャンの神代が、藤原演じる天性の歌声を持つ女性・さくらと出会い、音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻す姿を描いたヒューマンラブストーリー。
福山は今作の役作りについて「ミュージシャンだった過去があるということは放っておいても大丈夫かなと思っていました。でも、企業カウンセラーは全然接触したことがないので、そのあたりは実際に現場に来ていただいているカウンセラーの方に話を伺ったりとか、その方と別に3人の方にインタビューさせていただいたりとか、実際のカウンセリングの様子をデモですけど、見せていただいたりとかやらせていただいてます」と語った。
また、福山作詞・作曲で藤原が歌うドラマ主題歌「soup」も発表された。
福山はこの主題歌について「人が人と出会って、そして変わっていく、いくら相手のことを思って、好きだったとしても、どこかで他人だなとか、何か違うなとか思うのが常だなと思うんですけど、それでも自分がその人を思う気持ちや、好きになった気持ちというものは、信じて、受け入れて、ずっと一緒にいたら、2人でしかなれない2人になるんじゃないかというのを、何日か煮込んだ方がおいしいスープという料理になぞらえてました。続けることによって完成していく、完成しないかもしれないけど続けることによって、良くなっていく関係というものがあるといいなという思いで作りました」と、作品に込めた思いを明かす。
さらに、福山は劇中で神代が作曲したとする3曲を制作。しかし、依頼時は二つ返事で引き受けるも、「一つの作品で3曲も曲を作るということをやったことがないということに、オファーを受けた後に気付いた」とのことで、「前代未聞の煮詰まり方をしましたね」と制作秘話を明かした。
オーディションで100人の中からヒロインに抜てきされた藤原は人生初の制作発表にとても緊張した様子。オーディション時に福山と初対面した藤原は「本当に存在してるんだあ。生き物なんだと思って、すごく感動してドキドキしました」と、当時の心境を吐露した。
初のドラマ撮影現場は戸惑いの連続だそうで「アクティブな役なので、(衣装の)ダメージジーンズがどんどん開いて、最後なくなるんじゃないかと話しています」と明かすと、会場からは大きな笑いが起きた。
そんな藤原との共演シーンが多いという夏帆は、現場での藤原を「もうかわいくてしょうがないです。目に入れても痛くない! 犬みたいでかわいいんです!」と絶賛。ドラマの中での夏帆演じる真美とさくらとの親友のようで姉妹のような関係が、役を外れても続いている様子だった。
そして、さくらに思いを寄せる空一を演じる菅田は「“月9”出演は高校生のころに出演させていただいた以来で、そのときは恋が実らない役だったので、今回は実れるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
福山は、さくらが憧れを抱く神代と菅田演じる空一がぶつかるシーンでの菅田の演技に驚いたようで、「想像以上の迫力で空一が僕に暴力を振るってきた」そう。「菅田君はいろんな現場でやってると思うんですけど、われわれ中年は慣れていないので、久々のバイオレンスなシーンに固まってしまいました!」と、福山は菅田の激しい芝居に驚きを隠せずにいた。
会見が終盤に差し掛かると、藤原がオーディション結果発表時にウイニングソングとして歌ったオリジナル曲「1995」を、福山とのコラボで披露。
演奏を終えた藤原は「緊張しました。手汗がすごい。でも一緒にやっているとすごく楽しくて、ニヤニヤしちゃうのはオーディションの時と変わらないです」と、福山とのセッションの感想を語った。
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