ラブコメ初挑戦の大野智、見どころは衣装!?

芸能一般

2016/04/06 17:36

嵐の大野智がラブコメディーに初挑戦する、4月13日(水)スタートのドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ系)の完成披露会見が、神奈川・横浜美術館で行われ、大野、波瑠、小池栄子、小瀧望(ジャニーズWEST)、清水富美加、北村一輝が登壇した。その会見の模様を詳細リポートする。

本作は、“性格に難あり”の若社長・鮫島零治(大野)が、中途入社してきた柴山美咲(波瑠)への初めての恋に奮闘する姿を描くラブコメディー。ドラマの舞台が横浜ということにちなみ、会見場所に選ばれた横浜美術館での完成披露会見は、テレビ・映画業界ではこれが初めて。大野も撮影の合い間に訪れていたという場所だ。

司会者の呼び込みで、大野ら出演者が登場すると、ファンから大きな歓声と拍手が。「おはようございます。今回、日本テレビで連続ドラマをやらせていただくのは約5年ぶりで、前回(「怪物くん」)は人間役じゃなかったんですが、今回はようやくの人間役です。初めてのラブコメということで、今までにない現場と役で、非常に毎日新鮮な撮影をしている感じです。今後、どういう恋の展開が待ち受けているのか、僕も楽しみです。これから約2カ月ちょい、最後まで突っ走りたいと思います。よろしくお願いします」と、大野があいさつし、会見がスタート。

大野らは会見前に完成した1話を見たそうで「これまで早かった」と言う大野は「1カ月前くらいから撮影に入っているので、見ていて『懐かしいなぁこのシーン』という感じです」と振り返る。

一方で、朝ドラが終わってすぐにこのドラマの撮影に入った、初共演の波瑠の多忙ぶりを気に掛けていたという大野。

「撮影合い間に、(波瑠に)『あしたは何やってるの？』って聞いたら、『あしたは…あ、休みだ』って言ったんですよ。そのときに僕、むちゃくちゃうれしくて。『あ、ようやく休めるんだ』って自分以上にうれしかったのは、初めてですね。僕は次の日仕事だったんですけど、いつもだったら『あ、代わってほしいな』とか思うやつなんですよ、僕。そこはでもね、ようやく休めるんだって心の底からうれしかった！(笑)」と笑顔が。

それを聞いた波瑠は「私の大したことない幸せを共有していただいてありがとうございます(笑)」と、恐縮していた。

撮影時のエピソードを聞かれた波瑠は「横浜でよくロケをしているんですけど、夜になると夜景がとてもきれいで。ホント申し訳ないですけど、ちょっとお出掛けお散歩気分でお仕事しているときがあります。すいません！(笑)　夜景や外の空気を楽しみつつ。本当にありがたいことです」とニッコリ。

鮫島社長の秘書を演じる小池は「大野君の笑いのセンスというか、コメディー俳優としてのスキルが高過ぎて…」と大野を絶賛。「ご自分では自覚ないんでしょうけど、私と杉本哲太さんと3人で一緒にいるシーン、台本だけでも面白いのに、これを大野君が鮫島社長を通すとさらに見たこともない表現の仕方になるんです。私と哲太さん、よく吹いてしまって。天才だな！　って思ってます」と言われ、大野は「僕一生懸命やってるんですよ！　そしたら笑われてるから、いいんだか悪いんだか(笑)」と照れていた。

一方、小瀧と清水は波瑠とのエピソードを告白。小瀧が「スタジオから前室に戻るとき、僕の前に波瑠さんが歩いてらっしゃったんです。そしたら波瑠さんがドアを通った時点で、僕がいるのに、ニヤッとした顔でドアを閉められたんですよ。その時に、ひそかに僕の心の中に“M”の気質が芽生え始めたっていう。そういう近況報告でした」と明かすと、波瑠は「現場でも、(小瀧は)すごくシュッとなさっているから、そんな四六時中シュッとしてる人なんていないでしょうし、『何かつついたら何か出てくるはずだな』と思って、ちょっといたずら心が芽生えました」と、いたずらっぽく笑った。

また、清水は「オフィスのシーンで、私が撮影の合い間にパソコンの陰からスッて出て変顔をしたり、変な動きとかすると、正面の席の波瑠さんが、『うふふっ』って笑って『本当に一人で遊ぶのが上手だね』ってすごく優しく言ってくれて。私も子ども心をくすぐられているというか、もう魅了されまくりです」と興奮気味に語り、会場には笑いが。

そんな共演者を見た北村は「みんな楽しそうでいいですね(笑)。僕の役、会社が違っていていつも1人なんですよ。さっきから、桜だとか横浜とか言ってますけど、僕はすごーい暗いバーで撮影していて、まだ皆さんと絡んでないので、今の話を聞きながら早く参加したいなと思っています(笑)」と明かし、観衆は大笑い。

見どころを、波瑠は「私も先程完成したものを見たんですけど、鮫島社長が本当にかわいらしい主人公だなと思いました。こんなに見ている人が応援したくなる人っているだろうか、と。でも、笑わせようとしないで、一生懸命さが人をクスッと笑わせてしまうみたいなシーンがすごく多くて、そういうところがリアルでコメディーですし。鮫島零治の成長を見守り、応援しながら、笑って楽しんでいただけるドラマになってると思います」とPR。

また、セレブな社長で同じものを着ないという役柄の大野は、衣装を着替えた回数が既に100回近いと明かし、「正直、主演ではありますが、すごい出てるんですね！　分かるんですけどすごいんですよ、出方が！(笑)」とアピール。

「衣装さんに『こんなに衣装替えしているの初めてです』って言われて『すごいんだな』と思ったんで、他の方の恋愛のストーリーも生まれたら『僕がちょっと休めるかな』と思うときは正直、あります！　見どころは…僕の衣装の変化です！」と熱弁し、会場を沸かせていた。