NHK総合、NHK BSプレミアムで10月3日(月)にスタートする'16年後期の連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン・すみれ役に芳根京子が決定し、渋谷・NHK放送センターで会見を行った。
2261人の応募者の中から選ばれた芳根は「正直まだ実感を感じられず、不思議な気持ちでいっぱいです。選んでいただいたからには、1年間すみれと二人三脚で、精いっぱい頑張っていきたいと思っています」と緊張気味に第一声。
'15年前期の「まれ」、'15年後期の「あさが来た」、'16年前期の「とと姉ちゃん」とオーディションを受けて、4度目の挑戦で大望がかなった芳根は「まだ家族にも話していないです。解禁時間があるということで(笑)。でも一番喜んでくれるのは祖母だと思います」と笑みを見せた。
芳根は、すみれ色のドレスを身に着けて登壇。本作が洋服についての話でもあり、番組スタッフが芳根のために制作し、今朝完成したばかりだという。「着たときは『お姫様みたい』と言っていました。すごくステキです」と芳根は目を輝かせた。
印象に残っている朝ドラとして、自身が初めて出演した'14年度前期朝ドラ「花子とアン」を挙げ、「その時、まだ事務所に入って1年半くらいで、お芝居も全然分からなくて、必死過ぎて楽しみ方が分からなくて無我夢中でやっていました。『花子とアン』をきっかけに、お芝居でこんなに自由にやっていいんだと思え、お芝居に関する見方が変わりました」とその理由を説明。母親役を演じた仲間由紀恵とは昨年の夏、スタジオで『花子とアン』以来の再会を果たしたと話し、「『(役名の)富士子ちゃん!』と呼んでくださってうれしかったです」と語った。
最後にヒロイン・すみれ役を演じるにあたり、「私にしかできない、私らしいすみれという女性になりたいなと思います。自分の意志を持って、1年間演じたいなと思っています」と意気込んだ。
連続テレビ小説第95作「べっぴんさん」は、10月3日(月)から'17年4月1日(土)まで放送予定(全151回)。戦前から戦後の混乱期、そして高度経済成長期の神戸と大阪で、財産を没収され、家も焼かれ、出征から戻らぬ夫を待ちながら途方に暮れるお嬢様育ちのヒロイン・すみれが、幼い娘のため、生き抜く手段として“子供服専門店”を立ち上げる姿を描く。
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