“笑いの鬼”三村マサカズにとっての鬼は「カミさん」
さまぁ～ず・三村マサカズが、後輩芸人に「もっとお笑いのことを考えてほしい」「もっとお笑いを好きになってもらいたい」という思いを直接伝えるべく、自らが笑いの“鬼”となってお笑い界を生き抜くための術を伝授していくバラエティー「鬼三村」が、4月28日(木)よりHuluにて配信スタートする。
同番組では、後輩芸人たちは三村が用意したさまざまなお笑いの企画に挑戦。決して鬼になりたくて怒っているわけではない大先輩を“怒り疲れ”させないために、面白い答えやリアクションでたくさんの笑いを取るべく奮闘していく。
「大喜利」をはじめ、瞬間的なコメント力が試される「物ボケアフレコ」や、展開が予測不能な「役割分担即興ドラマ」「SNS写真しりとり」など、お笑いのスキルを上げるにはもってこいの面白企画が続々登場する。
殻を破れず、伸び悩む若手芸人たちにとっては自身をアピールする絶好の舞台で、時には三村もそんな後輩たちの前で“お手本”を披露するという。人気芸人にとって大事なことを、長年培ってきた自らの経験を踏まえながら教えていく。「さすが、三村さん！」となるお手本が見せられればいいが、一歩間違えると三村もとんでもない大ケガをすることも。
お笑い芸人にとって「面白い」はある意味当然。たとえ、それぞれの企画で笑いを取ったとしても“おもしろポイント”が付くはずがない。しかし、大胆にスベった場合には「つまんねえポイント」という恐怖の戒めが。
あくまでも三村の判断、さじ加減(？)次第だが、面白くないネタやリアクションには容赦なくポイントが加算されていく。この制度の怖いところは、増えるだけで減ることがないという点。100ポイント貯まると強制的に“失格”となるだけに気が抜けない。
若手芸人は、三村の直属の後輩であるホリプロおよびホリプロコムに所属しているタレントだけでなく、他の事務所からの参戦もあるそう。これは少しでも門戸を広く開けて、一人でも多くの人気芸人を世に送り出したいという三村の親心からくるもの。
そして、くすぶっている後輩たちばかりを相手にするのでは三村のテンションが上がらないということで、一服の“清涼剤”のような存在としてアシスタントガールが登場。初回は、ホリプロ所属の足立梨花が番組に華を添える。
それによって三村が気持ちよく指導できることはもちろん、若手芸人たちも彼女の前でいいところを見せようと張り切る…という効果も期待される。
また、スピードワゴン・井戸田潤が、三村と若手芸人たちの“橋渡し”役を担当。両者にとっての潤滑油として重要なポジションを任されているが、なぜか扱いが若手と同じで…。「ハンバーグ師匠」という最強(？)の武器を持っている井戸田が、先輩と後輩の間に挟まれてあたふたする姿も見逃せない。
そして、収録後の囲み取材に三村、井戸田、足立が出席した。
収録の感想について、三村は「番組が始まって、芸人として壊れていく人が多数出てくるんじゃないかと。そういうつもりで始めたワケじゃないんですよ。楽しく、面白おかしく脳みそを使ってやろうとしていたんですけど、プレッシャーのあまり変になっている人がいて。占い芸人とかものまね芸人とか(笑)。参加した人たちはみんな心が強くなって帰っていくみたいな形でいいのかなと。今のところ番組的にはそういう流れなんですよ。そういうつもりじゃなかったんだけど…」と、戸惑いながらも笑顔を見せる。
また、タイトルにちなんで身の回りにいる“鬼”について聞かれると「なるべく鬼のことは忘れようとしているからなぁ。でも、カミさんが怖いですよね。外で飲んできても、ラストの一杯はウチで飲みたいというか、心が休まるんだよって言いながら3日連続ぐらいかな？ リビングのテーブルで朝7時に起こされるまでそこで寝ていて。
その時に『ビールを注いだのはいいけど、飲まずに寝ているから』と言われて。注いだまま寝ちゃってるんだよね『あれは、本当無駄』と言っている時の(奥さんの)目がすごく怖い(笑)」と、恐妻家ぶり明かした。
一方、足立が「お母さんぐらいしか浮かばないです…」とかわいらしく語れば、井戸田は「僕も人生の中で一番鬼だと思ったのは元義理のお母さんです！(笑)」と目を見開いて語り、取材陣の笑いを誘った。
最後に、指導する立場の三村と悩める若手の違いについて聞かれた三村は「執着心でしょ！ この世界で生きていくんだという執着心が、まだ足りない。売れてないから引きずり降ろされる実感もないし、上がっていく実感もないからどういう世界なのかよく分かってないんだと思う」と力説した。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
4月28日(木)配信スタート
