アップアップガールズ(仮)が主催する対バンライブイベント「Good Vibrations Rock vol.1アップアップガールズ(仮)vs.大森靖子」が4月15日、東京・新宿ReNYで開催された。
「Good Vibrations」は、アップアップガールズ(仮)が目標とする日本武道館公演の実現に向けてさらなる成長を遂げるため、バンドやアイドルなどさまざまなアーティストと対戦していくというコンセプトのイベント。
3月31日にはアイドルネッサンスを迎えて、1回目となる「Good Vibrations Idol vol.1アップアップガールズ(仮)vs.アイドルネッサンス」が行われていた。
今回の相手・大森靖子とは、'13年12月13日に東京・club asiaで「アップアップガールズ(仮)VS 大森靖子」として対バンライブを行っており、今回が2度目の“対戦”。前回の大森はアコースティックセットだったが、今回はフルバンドでのライブとなり、さらにスケールアップした対バンとなった。
まず、大森が「新宿」からライブをスタートさせる。バンドメンバーは、直枝政広(G/カーネーション)、畠山健嗣(G/H MOUNTAINS)、tatsu(B/LÄ-PPISCH)、奥野真哉(Key/ソウル・フラワー・ユニオン)、ピエール中野(Dr/凛として時雨)という強力な布陣。
爽快な「生 kill the time 4 you、、」や、アプガメンバーもMVに登場した「愛してる.com」、ポップな「マジックミラー」など、最新アルバム『TOKYO BLACK HOLE』収録曲を中心に、メジャーデビュー曲「きゅるきゅる」といった楽曲を織り交ぜていく。
「デートはやめよう」を弾き語りで歌い、キラキラしたメロディーで生と死をつづった「TOKYO BLACK HOLE」など、カラフルでポップでディープな世界観を次々と見せた。
最前列でライブを見ていたアプガメンバーがステージに上がると、大森とのコラボコーナーに突入。アプガは大森の「ミッドナイト清純異性交遊」に加わって歌唱し、「イミテーションガール」ではバックダンサーとなって楽曲を盛り上げる。
そして、大森を加えてのアプガの「アッパーカット!」をバンド演奏で披露。体力が十分のアプガに混ざって、大森も全力のパフォーマンスで応えた。
アプガのライブは、ラブリーな「チェリーとミルク」から始まり、「イチバンガールズ!」「美女の野獣」といったハードなナンバーで攻めていく。
「ナチュラルボーン・アイドル」では、コミカルなムードを作るなど、アプガの選曲もカラフルに。大森が作詞を担当した「(仮)は返すぜ☆be your soul」で、7人は激しいパフォーマンスを見せ、「ジャンパー!」「アッパーレー」といった盛り上がり必至の曲でファンのテンションをブチ上げた。
ラストには、4月18日付けのオリコンウイークリーCDシングルチャートで5位を獲得し、“ドチャラクソパーリーチューン”として話題を振りまく「パーリーピーポーエイリアン」。
曲中に大森とバンドメンバーもパフォーマンスに加わり、ステージ上もファンもお祭り騒ぎ。アプガ、大森、そしてファンが“エイリアンポーズ”を決め、会場の全ての人を見事に“パリピ化”した。
ライブを終えてのMCでは、2組が思い思いのトークを展開。アプガ・関根梓が「大森さんとの久しぶりの2マンが実現してすごくうれしかったし、欲を言えばもう1回やりたいです!」と語れば、新井愛瞳は「大森さん、きっか(吉川友)だけじゃなくて、アプガにもまた曲書いてください!」と、ステージ上で大森に楽曲を依頼。
大森バンドのドラマーで参加しているピエール中野の「大森さんが曲書いて、このバンドでレコーディングして、それを武道館で披露するっていうのはどうですか?」という提案に、アプガは「それ最高!!」と興奮していた。
それに対し、大森は「お仕事お願いします。あと、私はアプガとのコラボで『TOKYO IDOL FESTIVA2013L』に出してもらって、『ちょっとヤバいヤツがいる』ってちょっとだけ有名になれたから、逆に私も何か(ライブに)呼べるように頑張るね」と返答し、大森からのうれしい言葉にアプガは大喜び。
関根が大森をしっかりと見詰め「大森さん、ありがとうございます。私たちも頑張るので、よろしくお願いします!!」と応えると、会場は大きな拍手に包まれた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)