「神の舌を持つ男」堤幸彦×向井理連続ドラマ初タッグ
TBS系の7月クール金曜ドラマ枠で、向井理主演の連続ドラマ「神の舌を持つ男」を放送することが発表された。
共演者に木村文乃、佐藤二朗が決定しており、脚本を櫻井武晴、演出を堤幸彦が手掛けることも明らかに。
舞台は全国の秘湯と呼ばれる温泉地で、ひょんなことから知り合った3人の男女が、1台のボロ車に乗って温泉宿で寝食をともにしながら、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。堤が構想に20年を費やした念願の作品となっている。
主演を務める向井は、堤監督とはこれまで舞台や映画、単発ドラマなどで仕事をしているが、意外にも連続ドラマでのタッグは初となる。
向井が演じるのは、ちょっとダサくて世間知らずだが、なんだか憎めずかわいらしい、「ドラえもん」に出てくるのび太のような男・朝永蘭丸。舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力を持つ蘭丸は、行く先々でなぜか必ず“巻き込まれてしまう”事件の謎解きをしていく。
向井は、自身の役について「蘭丸は、想像力をかきたてるキャラクター。自由にやらせてもらっています。いろんな振り幅がある人物だと思うのですが、かわいらしいところもあるので、その辺はあざとく狙っていきたいなと(笑)」と語った。
また、「堤さんの作品には独特な世界観が伴うので、台本を読んだだけではわからないことはたくさんありますが、現場に行ってお芝居するとワクワクしてすごく楽しいです。どんなふうに出来上がるんだろう?という期待値が圧倒的に高いです」と作品への期待を寄せる。
共演の木村は、向井と連続ドラマ初共演。木村は2時間サスペンスのウザカワ女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)を、佐藤は暴走しがちな蘭丸と光を鋭いツッコミでまとめる唯一まともな人格者(?)・宮沢寛治を演じる。
ギャグ、パロディー、オマージュ満載の堤ワールドそのものの本作を、向井、木村、佐藤がどのように展開していくのか、放送が待ち遠しい。
7月よりスタート
毎週金曜、TBS系にて放送
演出=堤幸彦
脚本=櫻井武晴
プロデューサー=植田博樹
出演=向井理、木村文乃、佐藤二朗