織田信成、“後輩”羽生結弦に「殿はダメでしょ!」

2016/05/04 19:11 配信

映画

「殿、利息でござる!」の公開直前トークイベントに登壇した織田信成

「殿、利息でござる!」の公開直前トークイベントに登壇した織田信成

5月14日(土)に全国公開される阿部サダヲ主演映画「殿、利息でござる!」のトークイベントが5月4日、東京・神楽座(KADOKAWA富士見ビル)で行われ、プロフィギュアスケーターの織田信成が“殿様姿”で登場した。

同作は、磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を中村義洋監督が映画化。今から250年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿で、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、地域を立て直した実在した住人たちの活躍を描く。

出演は阿部の他、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、そして現役フィギュアスケート選手・羽生結弦ら。

“氷上の殿様”と紹介された織田は「映画にちなんで着物姿で参ったでござる!」とあいさつし、早速会場に笑いを届けると、着心地について「すごくなじんでいる気がします。僕自身もあまり着物を着なれていないんですけど、着ると凛としていいですね」と感想を語った。

本作を視聴した感想を「やはり千両=3億円を集めるというところにドラマがあって、みんなで同じ方向を向いて一つの目標に向かって頑張る。そうすれば夢はかなうという、感動を味わいました」と語った。

貧乏な人たちが頑張って千両を集めるという、友情や絆が一つのキーとなるストーリーだが、その部分に関しては「(心に)響きましたね。特に僕は竹内結子さん演じるときがすごく好きで、強い女性じゃないんですけど、ツケを回収するところなんか『格好いいな』って感じましたね。あ、羽生君ももちろん響きましたけど(笑)」と、共感を覚えたよう。

また、いろんな立場の人間が一つの目標のために力を合わせるという心意気について「僕はフィギュアスケートということで、どちらかというと個人競技、一人で闘っている感じなんですけど、その裏にはいろんな人に支えられてやって来られたと思っているので、こんなに皆さんで支え合いながら一つのことを成し遂げるということを見ていると、僕も現役時代にたくさんの人に支えられながら頑張って来られたんだというのを思い出しました」と、自分の身に置き換えて感心していた。

そして、何と言っても今作はフィギュアスケート界の“大スター”羽生が殿様役で出演することも話題を集めているが、“先輩”の織田はどうしても一言物申したいことがあるそう。

織田は「フィギュアスケート界において、お殿様と言えばやっぱり僕じゃないか! なぜ僕にオファーが来なかったんだ!と。それを言いたかったです。僕のブログのタイトルも『氷上のお殿様』なんですよ。フィギュアスケートファンの方にも、僕がシニアデビューして10年近く、殿と呼ばれながら愛されてきた実績、自負があるわけなんですよね。なので、羽生選手も仲良くさせていただいているんですけど、この映画に出演するというニュースを見たときは衝撃が走りましたね」と、この日1番の興奮で一気にまくし立てる。

さらに、続けて「『なぜ僕に一言言ってくれなかったの?』『なんでだまって殿やったの?』って思いました。だって羽生君はみんなご存知ですけど、顔が小っちゃいし、肌が白いし、端正な顔付き、どちらかと言うと“白馬の王子様”じゃないですか。だからそっちのキャラクターとしての売り出し方でいくなら僕は文句は言わないですけど、殿はダメでしょ!(笑) キャラクターのすみ分けしましょうよ!」と、羽生に物申した。

ただ、羽生の“心意気”は認めているようで「仙台藩の藩主の役ということで、地元の役に立ちたいということでオファーを受けたと聞いて、何といい子や!と思いました確かに。いい人やなと思いましたよ。でも、一言欲しかった!『先輩、殿やりますんで』っていう。『先輩が長年やってきたキャラクターを奪うんですけど、すいません』って一言が…」と未練は尽きないようだ。

そんな織田だが、作品を見て「でも、めちゃくちゃ格好良かったので、すぐ羽生君に連絡しました。『めっちゃ格好いいやん。演技上手やん』って言ったら、羽生君は『いやいやいや、先輩の殿も笑顔がすてきで最高です!』って。まさかの後輩に気を使わせる…という連絡が返ってきまして、僕自身も、羽生君の殿を見た後に僕の殿を見たら、そりゃ100人中100人が羽生殿に付いていきたいと思いましたよ。

それで自信をなくしてしまいましたね。それにしても羽生君はいつの間にあんな演技を身につけたのかな…」と、“降伏”していた。

ただ、最後まで希望は捨てていないようで「でも、続編があれば。次のチャンスがあれば…。いろんな殿がいるので、機会があれば…! 僕もいつか銀幕デビューできれば!」と願望を口にしながら、かみ締めるように「大ヒットを祈願しています」と声援を送った。

「殿、利息でござる!」
5月7日(土)宮城県先行公開、5月14日(土)全国ロードショー
【HP】【HP】tono-gozaru.jp/

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