“相棒”劇場版IV&「season15」の製作決定
水谷豊主演の“相棒”シリーズ最新作となる映画「相棒-劇場版IV-」の製作&クランクイン、そして「相棒season15」(テレビ朝日系)の制作が決定した。「season14」に引き続き、反町隆史が2シーズン目となる「season15」にも登場し、“相棒”映画に初挑戦する。
'00年の誕生以来、10年以上にわたり高視聴率を記録してきた「相棒」。'08年にはテレビの枠組みを超えて、初の映画「相棒-劇場版-」が大ヒットしたのを皮切りに、'09年に「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」、'10年に「相棒-劇場版II-」、'13年に「相棒シリーズ X DAY」、'14年の「相棒-劇場版III-」が大ヒットした。
水谷が寺脇康文、及川光博、成宮寛貴とそれぞれの相棒とその時代にしかできない挑戦と成功を収めてきた「相棒」が、'16年10月から放送される新シーズンのドラマとともに、'17年公開を目指す「相棒-劇場版IV-」がクランクインする。
劇場版の製作決定について、水谷は「これまで歴代の相棒とは劇場版に挑戦してきて、今回、相棒が冠城亘になった時に映画ができなかったら、反(ソリ)に何て言われるかと心配していたので、本当にうれしいです(笑)。冠城亘のユーモアが映画の中に盛り込まれているので、楽しみな作品になりそうです」と喜んだ。
また、水谷は「『相棒』を長年やってきて、常に『これ以上のものはないだろう』という気持ちでやってきました。しかし、今回『劇場版IV』ではこんなことが起きてしまうんだ…と、今はあまり言えないのですが、これまで以上のものをまたお見せできると思います」と期待を込めた。
一方の反町は「最初に台本を読んだ時、ドラマとは違ったスケール感の大きさ、劇場版ならではのスケール感を感じました。『どうやってこれを撮影するんだろう?』と思ったほどです。それを、ドラマと同じスタッフと共に映画を撮影できることがうれしいです。スタッフは“相棒”という作品をよく知っているので、劇場版の“相棒”として良いものを作っていけると実感しています。僕自身もそれに負けずに頑張っていきたいと思っています」と語った。
これまで水谷演じる杉下右京の“相棒”は警察官であったが、「season14」では反町演じる4代目相棒の冠城亘が、史上初の警察官ではない相棒に。頭脳明晰(めいせき)な法務省のキャリア官僚らしさを出しながらコミカルな部分を見せ、右京と新たなコンビネーションを生み出した。
最終話で、亘は所属先の法務省を事実上のクビになってしまい、警視庁に飛ばされてしまう。これまで右京から“同居人”と呼ばれていた亘が「season15」で正式に警視庁所属となり、右京の右腕として真の“相棒”になれるのか。新生・特命係の新たな進化、挑戦に注目が集まる。
水谷は「俳優になってシリーズを15作も続けられる日が来るとは夢にも思っていなかったので、“15”という数字を見ると不思議な気持ちです。ここまでやっているのに、何もやっていない気もしていて、本当に不思議なんです。劇場版同様、“相棒”というのは毎シーズン『これ以上ない』と思うところまでやっていながら、それを常に超えてきているという実感があります。シーズン15も今まで以上のシーズンになるだろうなと、経験上既に実感しています」と明かす。
反町も「シーズン15と聞くと、“相棒”の歴史を感じますね。シーズン14の最終回を経て、僕がどういった形で登場するのか、個人的に興味はあります。今シーズンは前回よりも、役としては右京さんと、個人的にも水谷さんと、少しでも相棒になれるように経験値を踏んで、頑張りたいと思います」と意気込んだ。
'16年10月スタート
テレビ朝日系にて放送
「相棒-劇場版IV-」
'17年全国ロードショー