6月4日(土)夜11時40分より“オトナの土ドラ”第2弾「朝が来る」(フジテレビ系)がスタート(バレーボール中継の延長による放送時間変更の場合あり)。
本作は、直木賞作家・辻村深月の同名小説をドラマ化。特別養子縁組によって母となった栗原佐都子(安田成美)を中心とした人生の光と影を描く。
本作でヒロイン・佐都子の夫を演じてるのが、田中直樹。相方に遠藤章造を持つお笑いコンビ・ココリコの一人だ。
芸人でありながらドラマに出演…すっかり当たり前の風景になった感もあるが、どれだけ当たり前になったのかを春の連続ドラマを対象に調べてみた。
■メーンキャストに徳井、宮迫、泰造ら
物語に深く関わるキャストとしては、田中以外にも、「僕のヤバイ妻」(フジテレビ系)・宮迫博之(雨上がり決死隊)、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(TBS系)・徳井義実(チュートリアル)、「コントレール～罪と恋～」(NHK総合)・原田泰造の名前がすぐさま挙げられる。
ほか「グッドパートナー 無敵の弁護士」(テレビ朝日系)・馬場園梓(アジアン)、「早子先生、結婚するって本当ですか？」(フジテレビ系)・とにかく明るい安村、「世界一難しい恋」(日本テレビ系)・西堀亮(マシンガンズ)、「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBSほか)・諸見里大介がキャスティングされている。1月スタートの大河ドラマ「真田丸」(NHK総合)でも、藤井隆、桂文枝の名前が。
■あの人気トリオが3本掛け持ち！
今クールのドラマで芸人ながら“掛け持ち”をしているケースも。それが我が家の3人だ。「鼠、江戸を疾る2」(NHK総合)にシーズン1に引き続き出演するのに加え、「トットてれび」(NHK総合)第3話では、クレイジーキャッツにふんした(坪倉由幸が植木等、杉山裕之がハナ肇、谷田部俊が谷啓)。杉山と谷田部は「とと姉ちゃん」(NHK総合ほか)にも出演しNHK3タテ。坪倉といえば「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)第1話で“殺されていた”(年商100億円のイケメン社長役だった)。
「とと姉ちゃん」といえば、ぐっさんこと山口智充が6月18日(土)から雑誌編集長役で顔見世する。
■お笑い芸人が毎回のように！
今クールの民放連ドラの中で、視聴率競争のトップを走るのが「99.9 刑事専門弁護士」(TBS系)。レギュラー陣に片桐仁(ラーメンズ)がいるが、ゲスト陣もお笑い芸人が続々。第1話・木本武宏(TKO)、第3話・斉藤慎二(ジャングルポケット)、第4話・板尾創路、第5話・モロ師岡、エレキコミック(第6話も)、第6話・どぶろっく、阿佐ヶ谷姉妹とこれでもかと劇中に。
斎藤は、「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)第1話に、おかずクラブと一緒に出演している。
また、「昼のセント酒」(テレビ東京系)も毎回多彩なゲストが話題となっているが、第2話・TKO、第4話・岩井ジョニ男(イワイガワ)、第5話・中川家とお笑い芸人の出演も多い。
「重版出来！」(TBS系第4話では、斎藤司(トレンディエンジェル)、横澤夏子とブレークタレントが出演する一方、親子コンビ・めいどのみやげ、81歳になるティーチャが登場。
■ちょい役上等！のゲスト出演
ゲスト出演として話題になったのが「ラヴソング」(フジテレビ系)第7話。岡村隆史(ナインティナイン)ふんする“E村P(イーむらピー)”が見切れ出演を果たした。
「まれ」('15年NHK総合ほか)ではちょい役だった三瓶が、「ドクター調査班～医医療事故の闇を暴け～」(テレビ東京/放送終了)第2話以降ちょくちょく出演している。
ちょい役としては、「早子先生、結婚するって本当ですか?」に松崎克俊(やさしい雨)のアフロヘアも忘れられない。
■「笑点」メンバー、元いいとも青年隊も
ほか、50周年を迎えた「笑点」メンバーからは、三遊亭好楽が「お迎えデス。」(いずれも日本テレビ系)第6話で幽霊に。「HiGH＆LOW Season2」(日本テレビほか)第6話・白鳥久美子(たんぽぽ)、「僕のヤバイ妻」第8話にハリウッドザコシショウ、「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)第7話・川本成(あさりど)、「ナイトヒーローNAOTO」(テレビ東京系)第6話・森脇健児が春のドラマシーンを彩っている。
■主演作こそなかったが
6月4日時点で、東京キー局で放送中・放送された春の連続ドラマ(大河ドラマを含む)は「朝が来る」を合わせると29本。上記23本に漫才師や落語家などお笑い芸人が出演している。今回主演作こそなかったが、ドラマにお笑い芸人が出ている風景はやはり当たり前といって良さそうだ。