横浜流星「好きな子にはちょっとSになってしまうかも」
二階堂ふみと山崎賢人がダブル主演する話題の映画『オオカミ少女と黒王子』が公開中。今作は学校一のイケメンに彼氏のフリをお願いする“オオカミ少女”エリカ(二階堂ふみ)、自分に絶対服従することを条件にそれを受け入れるドS王子・恭也(山崎賢人)が織りなす青春ラブコメディー。恭也の中学時代からの親友・日比谷健を演じる横浜流星に映画のみどころや撮影現場の裏側を直撃インタビュー！
――人気少女漫画を実写化した作品ですが、少女漫画原作ものに出演するのは初めてですよね。
初めてです。少女漫画をあまり読んだことがなかったんですが、出演が決まってから原作を読んでアニメも全部見ました。エリカと恭也の恋を中心にすごくキラキラした世界観が描かれていて、自分もこんな高校生活を送れたらよかったなと思いましたね。僕は中学までは空手ばかりやっていて、高校時代は男友達と毎日バカ騒ぎばかりしていましたから、うらやましかったです。
――演じている日比谷健はどんなキャラクターですか？
一言で言うと、友達になりたいタイプ。明るくて友達思いなので、恭也が唯一心を開く相手なのも納得です。エリカの悩みも真剣に聞いてあげるような面倒見がいい性格で、こんないいヤツって現実にいるのかなって思うくらい、いいヤツなんで。熱い男なので、ついつい暑苦しく台詞を言ったり、オーバーリアクションになりがちだったのですが、やりすぎないように気をつけて演じました。
――健に共感できるところはありましたか？
友達を大切にするところは自分と同じだなと思いました。僕も幼稚園から中学卒業するまでずっと一緒の学校だった親友とは、いまだに温泉に行くほど仲がいいんです。でも、悩みを語り合うことは……全然ないかな(笑)。その親友に限らず、恋の相談はするよりはされるほう。的確なアドバイスができるのなら、意見を言うんですけどね。変なアドバイスをして、惑わせちゃったら駄目じゃないですか。モヤモヤが消えるように、とにかく一生懸命に話を聞いてあげるだけです。
――恭也のようにドSなことも言うタイプ?
好きじゃない人には言わないですけど、好きな子にはちょっと言いたいタイプかもしれません。あ、でもイジったりはしないですよ。イジられるのは自分も嫌なので…。どっちかって言うと女のコに振り回されるのは、好きじゃないんです。自分のことを頼ってくれるような、静かでおしとやかな子が好きですね。
――「3回まわってお手からワンだな」という恭也のドS名台詞を言ってみたい願望も？
犬を飼っているんで、ワンちゃんに「お手！」くらいは言ったことありますけど(笑)。さすがに女のコには言えないですね。ドSな台詞もいいですけど、吉沢亮くんが演じる日下部くんの「好きな人が喜ぶ顔が見たい」っていう台詞が素敵だな、言ってみたいなと思いました。
――恭也役の山崎賢人さんは現場でもドSでした?
演じているときはめちゃくちゃドSでカッコよくて、普段の賢人くんは楽しくて明るい人。常にニヤニヤ、なんかたくらんでいるのかな？…みたいな顔をするんですよ。事務所の先輩だし、初めての共演だったので緊張していたんですが、すごく話しやすかったです。現場で賢人くんと二階堂さんがアコースティックギターをチャランチャラーンって弾いていて、上手かったな。僕は楽器をやったことがなくて、全然弾けなかったので、コードを教えてもらいました。
――同世代のキャストが多くて、楽しそうな現場ですね。お芝居の面でも、いろいろ刺激を受けることも多かったのでは?
そうですね。僕よりもちょっと年上の方が多かったので、現場ではみんながワチャワチャしているのを楽しそうだなと見ていることが多かったですけど。お芝居の面でも学ぶことばかり。自分はガチガチに力が入りすぎたお芝居をしてしまうのですが、賢人くんは常に力が抜けているんです。カメラがまわると、ちゃんと恭也として自然体に生きているのが、すごいなと思ったし、勉強になりましたね。
――ほかに撮影現場で印象に残っているエピソードは？
健がカフェ店員として働くシーンがあるんですが、そこはすごくオシャレなカフェでした。コーヒーを煎れるのに手慣れていないと不自然かなと思って、撮影に入る前にコーヒーのいれ方を学んだんです。自分好みの、ちょっと濃いめの美味しいコーヒーをいれるコツを覚えられて、よかった。一人暮らしをしたら、コーヒーサイフォンを部屋に置きたいなと思いました。
――最後に、これからどんな役をやってみたいですか？
今回初めて少女漫画原作の作品に挑んで、今度は自分が胸キュンさせる役をやってみたいと思いました。ツンデレとか、ドSとか、いろんなキャラクターがあるじゃないですか。まだ誰も演じたことがないような新しい道を開拓したいですね。壁ドンは、山崎賢人くんが第一人者ですからね。僕は何がいいんだろう…(笑)。先輩の背中を追って、何か恋愛もので、皆さんの心に残るような作品にこれから巡り合えたらいいですね。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
新宿ピカデリーほか、全国公開中
出演＝二階堂ふみ、山崎賢人、鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮、菜々緒
監督＝廣木隆一／脚本＝まなべゆきこ／配給＝ワーナー・ブラザース映画
↓↓横浜流星のグラビアを「WEBザテレビジョン」で配信中！↓↓
山崎賢人DVD付きメモリアルBOOK『Scene #20』大好評発売中!!
http://thetv.jp/feature/yamazaki_kento/
