千葉雄大、女子高校生の悩みをホストのように解決?
5月7日より本作の舞台・宮城にて先行公開、翌週14日に全国公開され、大ヒットスタートを切った映画「殿、利息でござる!」が、本作の大ヒットを記念して千葉雄大とメガホンを取った中村義洋監督による大ヒット御礼スペシャルトークイベントが行われた。
盛大な拍手に包まれながら登壇すると、千葉は「千坂仲内役の千葉雄大です。今日は大ヒット御礼ということでうれしく思います。ざっくばらんにお話したいと思うので、よろしくお願いします」とあいさつ。
続けて中村監督も「仙台の先行公開から千葉くんと舞台あいさつして、どんどん千葉くんのあいさつが上達していると思っていたのですが、ちょっと間が空いたので元に戻っているかもしれないね」と冗談交じりにあいさつすると「そんなことないです!(笑)」と素早いツッコミを入れるなど、二人の仲睦まじさが伝わる和やかなムードでトークショーがスタートした。
まずは大ヒットを受け、今の率直な気持ちを尋ねられると「たくさんの人に見ていただけたことは本当にうれしいですし、(テレビの)バラエティー(番組)にもたくさん出させていただいたのでありがたかったなと思います」(千葉)と答え、中村監督も「今日も2回目以上見てるという方、結構いるんですね。(観客動員数が)77万人と言っているけれど、もしかしたら30万人くらいかもしれない(笑)」と冗談を交えつつ、「ありがとうございます」と会場のお客さんに感謝の気持ちを述べた。
そして本作でさまざまなプロモーションに出たことに対し、最も印象に残ったことを聞かれた千葉は「スタイリストさんに一番汗かいたねって言われたのは『しゃべくり007』(日本テレビ系)。ズボンの汗がびっしょりだったよって言われました」と告白した。
また、「『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)という番組で高校の同級生がVTRに出てくれたんですけど、その同級生の結婚式があって再会したときに、みんなから『殿、見たよ!』って言われたので、すごく“地元熱”がアツイ映画だなと感じました」と語りながら、地元・宮城が舞台になったことに対し、周りの反響の大きさを振り返った。
そしてトークイベントでは一般客からの質問コーナーに。「千葉さんはこの作品のように、大願成就したいと思った時に“慎みのおきて”を作るとしたら何にしますか?」と尋ねられると、千葉は「監督はチキンカツサンドですよね?(笑)」と振り、中村監督も「肉だろうなあ。肉を食べないということになるんだろうねえ」と語る。
千葉も自身については「…お酒?(笑) お酒をやめろって言われたら生きていけないな。やめて大願成就するなら我慢しますけど」と答え、それぞれのおきてを告白した。
続いて、本作を鑑賞するのが6回目だという観客から「たくさん登場人物が出ていますが、自分があの時代にいて仲良くなりたいと思う人はいますか?」と尋ねられると、「…仲良くなりたい…ときさん? 竹内(結子)さん! きっとあの居酒屋に通いたくなるだろうなあと思ったので。難しいですね。でも(自身が演じた)仲内は嫌だな」と答えると、監督も「(仲内は)ぶれちゃう人だからね(笑)。やっぱりきたろうさんじゃないですか? 面白いですよ、やっぱり。一番ちょんまげが似合うんだよね」と答え、会場の笑いを誘う場面も。
また、女子高校生からの「バイトをしているんですが、お金がためられないんです。この映画では3億円をためてお金を貸していましたが、私は10万円もたまらなくて…」という切実な悩みに、千葉は「最初の設定金額を低くしてためるといいと思います」とアドバイス。
さらに「でも通帳2個作って、分けたりしてもたまらなくて…。洋服とかにも使っちゃうんです」というその客の発言に対し、「じゃあ洋服を買うのをやめればいいんじゃない? ずっと制服でいいじゃないですか。かわいいし、似合っているから。…あれ? ホストみたいになってきた(笑)」と、千葉は観客とコミカルなやりとりを見せ、会場を盛り上げた。
最後に、千葉は「今日はありがとうございました! 初めてご覧になった方も何回も見た方もいて本当にうれしかったです。今日で千坂仲内として立つのは最後だと思うと寂しいですが、また監督とご一緒できるように、皆さんとまたこうやってお会いできるように頑張りたいです」と語り、監督も「多くの方にこの話を伝えていただければ、この世の中もいい感じになるんじゃないかと思って映画を作りました。たくさんの人に見ていただけて、本当にうれしいです。本当にありがとうございました!」と感謝を述べ、トークイベントを締めくくった。
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