日本テレビ系では、7月クール木曜プラチナイト枠ドラマ「遺産相続弁護士 柿崎真一」の放送が決定。同ドラマの主演を、深夜帯のドラマでは初の主演となる三上博史が務めることが明らかになった。
同ドラマは、遺産相続問題を専門に請け負う型破りな弁護士が、故人の遺した遺産に隠された“本当の価値”を探り出しながら、依頼人のトラブルを解決していく姿を描く。
三上が演じるのは、遺産相続専門弁護士・柿崎真一。もともとは刑事事件から企業の顧問弁護士までを務める腕利きの弁護士だったが、ある事件をきっかけに「2カ月間の業務停止」という懲戒処分を受けてしまう。
業務再開後も仕事のない日々が続いていた柿崎だが、ある時セレブ老人の遺産相続問題を相談され、法廷に出ることもなく多額の報酬を得ることに成功。味をしめた柿崎は、それを機に「遺産相続専門弁護士」として活動することに。
弁護士でありながら金もうけに対して目がなく、さらに“ヤミ金”から膨大な額の借金があるという、何かと“ワケあり”な柿崎。常識やモラルにとらわれず、依頼人(と報酬)のためにあらゆる手を尽くす彼には、“故人の思い”に対する独自のスタンスがあった。
三上は、「今回僕が演じる柿崎真一という男は、弁護士ではありますが世の中から少しズレているというか、一言で言えば“だらしのない男”です。その分人間臭いと言いますか、どこか人に対して隙があるように思います。
その隙が、それぞれのエピソードに登場する死者をとりまく人々と、遺産(死者の思い)をめぐり、愛らしくつながっていける魅力なのだと思います。決して合理的ではないのかもしれませんが、柿崎は行きすぎた常識、モラル、規制を越えて、死者の思いを見詰め続けます。そしてその思いを届けます。
この『遺産相続専門弁護士 柿崎真一』が、平日の夜、皆さんが仕事を終え、家事を終え、ホッと一息ついて見ていただけるようなドラマになると良いなと願っています」とコメントした。
共演には、柿崎の法律事務所に所属する新米弁護士・丸井華役に森川葵。華は貧しい家庭で育ったことから金に対する強い執着があり、金のためなら上司である柿崎をも平気で裏切るしたたかな面を持つ。一方で、弁護士として懲戒モノのある秘密を抱えている。
柿崎と“大人な関係”にある美人歯科医・水谷美樹役には酒井若菜。リッチな老人の遺産を手に入れるべく柿崎のガールフレンドとなった美樹は、柿崎を利用し貢がせているが、柿崎の抱える案件に対し有益な情報を提供するなど、共犯といえる関係にある。
闇金会社の社長であり、とある組系列組織の若頭・河原井正役には豊原功補。柿崎には膨大な額の金を貸しているため、柿崎が報酬を手にすると容赦なく全額回収をしていくが、社会的弱者には優しい一面を持つ。
遺産相続をめぐる骨肉の争いを、柿崎がどのような手腕で解決していくのか注目だ。
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