比嘉愛未が市川海老蔵主演作で茶々役、禁断の恋に挑戦
'16年に放送される市川海老蔵主演の連続ドラマ「石川五右衛門」(テレビ東京)で、比嘉愛未がヒロイン・茶々役を務めることが分かった。
本ドラマは天下の大泥棒・石川五右衛門(海老蔵)の活躍を描いたエンターテインメント時代劇。
比嘉演じる茶々は、浅井長政とお市の方の遺児。そして豊臣秀吉(國村隼)の側室でという立場にもかかわらず、秀吉が憎む五右衛門に恋心を抱いてしまう。五右衛門もやがて茶々の気持ちに気付き、互いに心引かれていく。
比嘉は役と自身の共通点について「茶々は、孤独を抱えた女性で、恵まれた生活を送っているのに心は満たされていない。五右衛門への抑えられない感情と側室としての立場で揺れ動く。理性じゃなく感情で動くところが似ていると思います」とコメント。
また、初共演で禁断の恋物語の相手となる海老蔵の印象を「歌舞伎界を背負う素晴らしい役者さん。なかなか共演させていただく機会はないと思うので、本当に貴重な経験です。現場でも座長としての姿勢に感銘を受けています。間違いなく五右衛門は海老蔵さんしか演じられないと思います!!」と力強く語った。
秀吉役の國村との共演には「映画やドラマなど、幅広い役柄を演じられている姿を見て、『いつかは共演したい』と思っていたので、ご一緒できてとても光栄です。國村さんの『静』の中にも確かな『動』を感じる表現力はそばで見ていても鳥肌モノ。今まで見たことのない秀吉像が見られると思います」と感激しっぱなしの様子。
五右衛門役の海老蔵は、比嘉について「凛とした佇まいと芯の強さを持っている、茶々としての雰囲気を感じながら共演させていただいております」と魅力を語り、茶々を宝物のように扱う秀吉役の國村は「茶々というお姫様は複雑な出自でもあるし、置かれている境遇も非常に複雑。自分なりにきちんと整理した形で生きている強さを出さないといけない役。実はとても芯の通った女性である比嘉さんには、この役がぴったりだと思います」と絶賛した。
山鹿達也プロデューサーも「茶々を演じる比嘉さんは、凛とした美しさの内に秘めた芯の強さがあり、まさに適役。せりふの端々に優しさと意志の強さを絶妙に表現していて、深みがある大人の茶々を演じています。比嘉さんは、瞳がとても印象的です。現場でも海老蔵さん、國村さんの眼力の向こうを張って、存在感が光っています。カツラも衣装もお似合いです」と明かし、比嘉の茶々役は各方面から「合っている!」と太鼓判が押された。
'16年テレビ東京で放送予定
脚本=樹林伸、渡辺雄介、森下直、大原久澄、山本むつみ
演出=石原興、服部大二、井上昌典
出演=市川海老蔵、國村隼、比嘉愛未、田中美里、山田純大、前野朋哉、高月彩良、AnJu、丸山智己、益岡徹、榎木孝明ほか