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伊勢谷友介、ぶれない“ジャングルの暴君”に!

2016/06/16 04:00

「ジャングル・ブック」で日本語吹き替え声優に挑戦する伊勢谷友介
「ジャングル・ブック」で日本語吹き替え声優に挑戦する伊勢谷友介 (C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved..

8月11日(木・祝)に公開されるディズニーのエンターテインメント大作「ジャングル・ブック」で、役者のみならず監督業など幅広く活躍する名優・伊勢谷友介が日本語吹き替え版声優に挑戦することが分かった。

本作は、4月15日に全米で公開されるや、3週連続で週末興行成績第1位を獲得。公開から1カ月以上経過した今でもロングランヒットを続けており、全世界興収が8億7984万6906ドルに達し、'16年の全世界興行収入ランキング3位を達成している話題作だ。(BOX OFFICE MOJO調べ、5月31日現在)

そして既報の松本幸四郎、宮沢りえに続いて、伊勢谷が本作の日本語吹き替え版声優に決定。圧倒的な力でジャングルの頂点に君臨し、「人間」であるモーグリに強い憎しみを抱くトラのシア・カーン役でディズニー映画の吹き替えに初挑戦する。

動物のヒエラルキーの頂点に君臨し、過去に人間から受けた苦しみから人間であるモーグリに対し強い憎しみを抱くシア・カーン。その圧倒的な存在感を表現するに当たり、伊勢谷は「ぶれないこと」を意識したという。

「彼の中に絶対的な芯がある。その意味では悪ではない。誰かにとって悪でも本人にとっては当然であるという、絶対的な自信を持つようにしました」と、伊勢谷流に演じる上での意気込みを明かした。

ただ、そんなシア・カーンというキャラクターに関しては「独裁政治をやっている人。嫌いです」と感じながらも、「人間が過去にやってきた間違いによって生まれた遺恨であり、そういったことに向き合って相手の存在を助けるところまでにならないと本質的な改善にならないと思うので、シア・カーンは存在していてほしい」と、キャラクターとしての存在意義に理解を示した。

「ジャングル・ブックは今僕らが置かれている世界の比喩だと思います。若い子にはこれから社会を作っていくに当たって、理想って何だろうというときにいろいろなアイデアをくれる作品ではないかと。シア・カーンはなってはいけない存在ですが、なりたい自分、なりたい動物を見つけてくれれば」と、日ごろから環境や社会活動に積極的に取り組む伊勢谷のならではの視点で作品の持つ力を語った。

個性派かつ正統派俳優の伊勢谷が、シア・カーンの圧倒的な強さや存在感をどう表現するのか。伊勢谷のクールで凛々しい声優ぶりを目の当たりにすれば、暑い日本の夏もちょっぴり涼しい気持ちになれるかも?

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「ジャングル・ブック」
8月11日(木・祝)公開
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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