'17年春、前後編の2部作として大友啓史監督のメガホンで実写映画化されることが決定している、羽海野チカ原作の国民的人気漫画「3月のライオン」。先日、主演を神木隆之介が務めることが発表されると、原作ファンを中心に大きな反響を呼んだが、注目の“第2弾キャスト”が解禁された。
業界注目の新星から、重鎮までがそろった共演陣の顔ぶれは、佐々木蔵之介(島田開役)、伊藤英明(後藤正宗役)、加瀬亮(宗谷冬司役)、倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、新津ちせ(川本モモ役)、前田吟(川本相米二役)、有村架純(幸田香子役)、豊川悦司(幸田柾近役)だ。
全キャスト合わせてこれまでの主演映画総数は50作品を超える、まさに主役クラスだらけのそうそうたる豪華メンバーが出演する。
神木演じる主人公・桐山零役と同様に、実写映画化発表後に原作ファンがネット上でキャスティングを熱望した棋士・島田を演じる佐々木は「ご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」と原作キャラを意識してコメント。
同じく原作ファンの間で、川本三姉妹の長女・あかり役の支持が厚かった倉科は「もし演じるなら、いつかは『あかりさん』を演じたいなっと思っていた」と告白する。
また、佐々木同様に、プロ棋士の中でも天才・宗谷を演じる加瀬は「食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と、既に撮影に没頭している胸の内を語り、後藤九段を演じる伊藤は「男と男の勝負の世界にどっぷり漬かっていくのにゾクゾクしました」と、大友監督と創り出す現場を楽しんでいるようだ。
連続テレビ小説「あさが来た」(NHK総合ほか)で注目を集め、500人ものオーディションを勝ち抜いて川本家次女・ひなたに選ばれた清原は「自分の中に強い芯を持っているけど、どこかはかない。そんなひなたを私なりに精いっぱい演じたいと思います」と初々しくも力強く明かす。
そして「プラチナデータ」('13年)以来の大友組となる豊川は零の義父・幸田での出演に「久しぶりに大友作品に帰ってこられて、とてもうれしく思っています」と喜んだ。
さらに、これまで演じてきた役柄とは異なり、零の義姉で美しくも気性の激しい女性・香子に挑戦した有村は「毎回密度の濃い撮影でした。何度も何度もテークを重ねて作られていくシーンが不思議と心地良くて、まだまだ役を演じていたい思いでした」と、初めてとなる大友組での撮影を振り返った。
その他、川本家の三女・モモを演じる子役の新津ちせから、川本家の祖父・相米二を演じる大ベテランの前田吟まで、幅広い世代の俳優陣がそろい、神木演じる主人公・桐山零の人生にどのように関わり、物語を紡ぎ上げていくのか。
主演級がズラリと顔をそろえた日本最高峰のキャストたちによる熱い共演に期待が高まるばかりだ。また、その他のキャストも随時発表されるようなので、ライオンのようにどっしりと続報を待とう。
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