「こえ恋」で注目の唐田えりか「私もまさに“声フェチ”なんです!」
紙袋をかぶった男子高校生・松原くん(声・櫻井孝宏)と彼に恋する女子高校生・ゆいこ(永野芽郁)の淡い恋愛模様を描いたドラマ「こえ恋」(毎週金曜 夜0:52-1:23 テレビ東京ほか)が絶賛放送中。今回は、ゆいこと同じく、松原くんに思いを寄せ、ゆいこにライバル心を抱く緑川玲那を演じる唐田えりかにインタビュー。本格的なドラマ出演が初めてという彼女に、撮影現場でのエピソードや自身の恋愛観などについて語ってもらった。
――紙袋をかぶった青年に恋をする作品だと聞いた時の感想は?
こんな設定は他にはないので、「何だそれは!?」とすごく興味がわきました。台本を読むまではぶっ飛んだコメディー色の強い内容なのかなって思っていたんですけど、台本を読んでみたらキャラクター、一人一人の心情も細やかに描かれていて、しっかりとしたピュアな恋愛物なんだなって驚きました。
――演じる玲那の印象は?
本当に松原くんのことが好きなんだなって。松原くんに対して真っすぐ向き合っていて、かっこいいなって思いました。私は、好きな人に対して玲那のように真正面からぶつかれないので…(笑)。私だったら思いを伝えるとか絶対できないです!(笑)
――自分と似ているところは?
玲那は親が理事長ということで、クラスのみんなに対して素を出せていない部分があるんです。そこは私と似ているかなと。私も昨年の1月に事務所に入ってから、いつも「しっかりしなきゃ」と思って、素を出せなかったところがあったんです。でも、最近になって事務所の方やたくさんの人たちとお話をさせていただく中で、「自然なままの自分でいいんだ」と思えるようになったんです。そういう点では、玲那とリンクする部分もあって、玲那と一緒に自分も成長していけたらいいなという思いで演じています。
――玲那が思いを寄せる松原くんの印象は?
紙袋をかぶってはいますけど素敵だなと。周りの人たちに対しても気を配れる人で、さりげなく優しくできる、気遣いのできる人なので、すごくいいなって思います。
――男性を好きになる上で欠かせないポイントは、やはり気配りができる人?
やっぱり気遣いのできる男性には引かれます。あとは、一緒にバカできる人! 私、けっこうドジを踏んじゃうんですけど、そんな時に怒らないで笑ってくれる人がいいですね。
――紙袋をかぶっていて、表情が分からない松原くんとお芝居を交わすのは難しいのでは?
撮影に臨むにあたって、クランクインする前にマネジャーさんやスタッフの方に協力していただいて、すごく練習をしたんです。実際に“松原くん”って書いた紙袋をかぶってもらって…(笑)。その成果もあって違和感なく入ることができました。
――松原くんの声にときめくという内容の作品ですが、唐田さんが思わずときめいてしまうのは何ですか?
私もまさに“声フェチ”なんです! 声だけで好きになるということはないんですけど、「あ! この人、声いい!!」って思うことは多々あります。高校の時の生物の先生の声がすごく良くて、話したい一心で友達と一緒に先生のところによく行ってました(笑)
――最後にメッセージをお願いします!
本格的にドラマに出演させていただくのは初めてなので、緊張もあり、不安もあり、楽しみもあり、いろんな思いのこもった作品です。キャストの方や監督さん、スタッフさんなどいろんな方々に支えられながら頑張っていますので、たくさんの方に見ていただきたいです。そして、玲那のことも応援していただけたらうれしいです!
毎週金曜 夜0:52-1:23 テレビ東京ほか
からた・えりか=’97年9月19日生まれ、千葉県出身。A型。ドラマ「恋仲」('15年フジ系)で女優デビュー。出演するソニー損保のCMが放映中