中島健人、念願の“ほん怖”初主演に「よっしゃー!」
8月にフジテレビ系で放送されるオムニバスホラードラマ「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」に、Sexy Zone・中島健人が初主演することが分かった。中島にとってこれが初のホラー作品参加で、幼少期から好きだった“ほん怖”への出演に「“よっしゃー!”って飛び上がりました」と喜んだ。
中島が主演する作品は『押し入れが怖い』。美容師への夢を諦めきれずサラリーマンを辞めて上京した幹也(中島)は、友達の義之(前野朋哉)の勧めもあり、ある安アパートに住み始める。
ある日、閉めたはずの押し入れが3分の1ほど開いていることに気付く。すると、押し入れから少年の声が聞こえてくる異常事態が。この恐怖に幹也はどう立ち向かうのか…というストーリー。
酷暑の中、恐怖におののくシーンを演じ続けた中島。ホラー初体験ということで、さぞハードだったかと思いきや「恐怖の撮影期間になるかと思ったら本当に楽しい3日間でした」と、予想に反して満面の笑顔で答えた。
普段から怖い作品が好きで、よく友達とホラー映画を見に行くそうだが、全く霊感はなく、霊体験なども一切ないという。それでもドラマ収録中は「家に帰ってからクローゼットをちゃんと閉めて寝ました」と、ちょっぴり気になってしまったよう。
また、「『ほんとにあった怖い話』が本当に好きで、いろいろな方々の叫びを見てきたので、その輝かしい歴史に僕の叫びも並ぶかと思うとうれしくて」と語る中島に「『ほん怖』で一番好きな作品は?」と尋ねると、その瞬間、あれもこれもと真剣に悩み始める。
ついには「もう選べない! ベスト3でもいいですか」と答えるほどで、「あのシーンのあの顔が怖かった!」など、語りだしたら止まらない様子。
そんな中島の様子を見て、'99年に番組を立ち上げて以来“ほん怖”にこだわり続けてきた後藤博幸プロデューサーも「本当に詳しい!」と感心しきり。「こんなに見てくれてうれしい」と喜んだ。
中島は、同じ事務所の先輩・後輩たちが“ほん怖”に出演する様子を見ながら、「自分にオファーが来たらどんな役がいいかな」と考えていたそう。
これまで“悪魔級ドS男子”や、欲望渦巻く夜の世界でもまれながらたくましく成長していく青年など、演じるたびにさまざまな表情を見せて評価を得てきた中島。
今回は美容師を目指す熱意あふれる青年を演じるため、ハサミの持ち方から、カットする際のハサミ使いも合間を見つけて練習してきた。「パーマ液を取り扱う時の手袋の使い方まで練習した」というほど、勉強熱心に美容師役に臨んだ。
熱意あふれる表情だけでなく、恐怖に襲われ次第に追い詰められていく様子も演じたことで、中島の新たな魅力を発見することができそうだ。
最後に中島は「『ほんとにあった怖い話』の仲間入りができて本当に光栄に思います。夢だったので、かなえてくださった皆さんに感謝しかありません。視聴者の皆さんには、この感謝を恐怖でお返ししたいと思います」と力を込めた。
'16年8月、フジテレビ系で放送
※中島健人は『押し入れが怖い』に主演