「真田丸」有働アナが“ゴッドマザー”に弟子入り!?
大河ドラマ「真田丸」のスペシャルトークショー「真田家ゴッドマザーを囲む会 in和歌山」が、和歌山市民会館で開催された。本イベントは、信繁(堺雅人)の祖母・とりを演じた草笛光子をゲストに迎えたトークイベント。こう役の長野里美、真田信尹役の栗原英雄、矢沢三十郎頼幸役・迫田孝也という真田家の面々が草笛を囲んだ。
とりといえば、放送当初から大泉洋演じる信幸の声だけが聞こえないという小ネタで話題に。さらに、その死が描かれた7月3日の放送では、有働由美子アナによる死去を告げるナレーションを打ち消して起き上がると、“ナレ死キャンセル”という言葉がネット上に躍った。最後は信幸・信繁兄弟に真田家の未来を託し、視聴者の心に強い印象を残して去った。
イベントには全国1095通の応募の中から抽選で選ばれた629人が来場。会場は、真田丸ファンで埋め尽くされた。真田家の面々が登場するということで、まずは真田家の人物関係図が説明されることに。すると、突然、作中でも説明役を任されることの多い“パワポ侍”こと片桐且元役の小林隆が登場。会場を沸かせた。
過去に、舞台で小林の母親役を演じたこともある草笛は「小林さんが現れたときは鳥肌が立ちました」と驚いた様子を見せていた。
イベントが進むと、進行役の有働アナが、大河ドラマ「八重の桜」('13年NHK総合ほか)で語りを務めた草笛にナレーションのポイントを質問。「語りの参考として草笛さんの作品を見せてもらったのですが、あまりにも完成度が高く、参考どころではなかったんです」と明かした。
そんな有働アナに草笛は、「音楽とのバランスで、いかに聞きやすく言葉を届けることが大事」と、コツを伝授。
また、登壇者たちの“とりとの思い出のシーン”を紹介されると、草笛はそのシーンでのアドリブの真意などを語った。草笛は「今回の作品では三谷(幸喜)さんから本当にいいせりふをいただくことができました。役者がいいせりふをいただくときは、天にも昇る気持ちになるんです。そんなとき、どうやって皆さんの心に残るようにできるか、思わずいただいたせりふに舌なめずりをしてしまう感覚になるんです」と“女優魂”を見せつけた。
最後は、草笛が「ばばは見ているぞ、怠るな」と、死に際に信繁と信幸に残したおとりの言葉を来場客に投げ掛け、イベントは大盛り上がりの中、終了した。
和歌山といえば、のちに昌幸(草刈正雄)・信繁親子が過ごすことになる九度山があり、イベントに訪れた地元の人々は、早く作中で和歌山が描かれることを待ち望んでいる様子だった。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかで放送中